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| 2006年12月26日(火) リサイクルには心が宿って。 |
| 自転車がパンクして自転車屋に行き、ただのパンク修理で済むと思いきや、ホイール自体が曲がっているので取り替えなければいけない。取り替えには7000円くらいかかると言われて、7000円かかるんだったら新しい自転車買います。で、7000円の自転車ありますかと問うと、そんな安いものは置いてないと言われてまぁ当然か。ちょっと妻に相談しようと、パンクしたままの自転車を押して自宅へ。 修理で7000円かかるみたいだから新しい自転車が欲しいのですけどね、僕はほら、小遣い制ですから自転車を買うお金は持っていないのですよ。でね、新しい自転車を買いたいのですけど、安いのでいいんです。自転車に贅沢しようとは思っていませんから。どうせ通勤にしか使わないし、今の職場だって来年の春には辞めるつもりだし、安いのでいいんですよ安いので。で、なんとか工面できませんかねぇ。 と、自転車欲しいから買ってくれと言えば済む話なのに、要点をぼかして回りくどい言い方をするものだから、妻は僕の会話の途中から「また始まったよ」という顔を浮かべている。僕はこういう話し方しかできない人間なんだなぁ。 「ちょうど区でリサイクル自転車の販売やるみたいだから申し込んでみれば」と、妻と結婚してよかったと思うのは、僕の知らない情報をいっぱい持っているということで、区でリサイクル自転車の販売やってるなんて知らんかった。リサイクル自転車というのは、駅前にいつまでも放置してある自転車を撤去して、シルバー人材センターの人が手入れをして安価で売るという、だいたい放置自転車というものは、あからさまに壊れた自転車ではなく、これまだ乗れそうなのになんで放置してるんだろという自転車が多く、それをリサイクルして小遣い制で日々を生きている亭主に売るということはとてもいいことだ。行ってみよう。 というわけで、往復はがきで申し込んで整理番号のようなものが届いて、それ持って販売所へ。販売所は街外れの荒地にプレハブが1つ建っていて、整然とした放置自転車と、キラキラ輝くリサイクル自転車が並んであった。そのリサイクル自転車それぞれに、シルバー人材センターのお爺さん達が自転車を整備したり、布巾で磨いたりしていた。整理券を渡し、5000円払うと、「好きな自転車を選んでください」と言われ、数十台の自転車から試乗して1つ選ぶと、「これはいい。これはいい自転車だ。とてもいい自転車です。大切に使って下さい」と、整備していた油で汚れたお爺さんに言われた。 普通の自転車屋で買う自転車よりも、大切に使おうと思った。 |
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