2006年10月28日(土)  小さな記念日。
 
ベッドに座って膝を立てて、御ハナを膝にもたれ掛けさせて、「こんばんはー御ハナちゃーん。パパですよー。パパパンパパンパパパですよー。パパとは父親のことですよー。あ、父親の意味がわからんのか。父親とはパパのことですよー。パパの意味もわからんのか。パパは僕のことでありまーす。パパパンパパンパパンパァスゥ。ブワブワブワァ。御ハナさん今日も可愛いねぇー。コロコロコロー。ブワァプップー」と、いつものように可愛さの余り自我を失い、顔を左右に揺らしながら会話が支離滅裂になっていると、御ハナが、
 
追視した。
 
つ、つ、追視した! と、妻に向かって叫ぶと、突然の大声に驚いた御ハナは体をビクンと動かし、妻は「今手が離せないのぉ〜」と、夕飯を作っている。仕方なく一人でしか喜びを味わえなくなった僕は、何度も首を左右に揺らし、それに合わせて視点を動かす御ハナに感激しながら、成長してる。明らかにこの赤子は成長してるぞ。動くものを目で追ってるぞ。つい先日までは白目ばっか剥いて不気味な流し目をしておったのに。日を追うごとに人間らしくなってきてるぞ。
 
しかしあれだ。新生児の追視って生後3〜4ヶ月だったって看護学校で習ったような。でもまぁいいではないか。発達は早いに越したことはない。来週にはもう首が座って来月は小学1年生だー。ウワァァ。ブルブルブルゥ。グワグワグワァ。御ハナー。大好きだよー。だけどやっぱりママが好きー。御ハナも好きー。ミャーミャードゥゥゥン。
 
という具合に、御ハナの成長が早い分、僕が退化していると、キッチンから妻が呟いた。
 

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