2006年10月26日(木)  古今無双の頑固者。
 
昼休みに看護婦さん達と、うちの病棟で誰が一番気が強いかとか小心者かとか仕事熱心かとか不真面目かとか、職場の昼休みにありがちな会話をしていたら、誰が一番頑固者かという話になったときに、満場一致で僕が頑固者だということになり驚いた。
 
「主任はね、私達がいろんな提案をしても、表向きはそうですねー、その通りですねー、そうした方がいいですねーなんてヘラヘラ笑いながら耳を傾けてるけど、自分の意に背く提案は頑として採り入れようとしないのよ」
 
と、一人の看護婦さんが言って、「そ、そんなことないですよ」と狼狽しながら否定しようとする前に「そうそうそう」と、他の看護婦さん多数の同意を得てしまって、僕は古今無双の頑固者ということになってしまった。しかも「九州男児だからねぇ」と誤ったイメージがそれを一層強固なものに。
 
自分の欠点は他人に言われて初めて気付くことが多いのだが、頑固者という自分とかけ離れたところにあると思っていたものが、自分そのものだったということは、なかなか新鮮な感覚で、へへ。オレは古今無双の頑固者だ。誰の意見も耳は貸さぬ。豪陰愚舞上威だ。昼休みを30分延長させて欲しい? 許さん。夜勤明けの朝の検温を日勤者の仕事にして欲しい? ならぬ。入浴介助を当番制にして欲しい? 却下。へへ。オレは誇り高き孤高の主任、道を開けろ道を開けろー。と、昼休みに婦長に呼ばれて病棟の廊下を全力で疾走しながら。
 

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