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| 2006年10月25日(水) 物乞リアン。 |
| 最近、自分の中の秘めたる能力「物乞い」について自覚しはじめてきて、日記でも度々物乞いエピソードを書くようになったが、別に物を乞いているわけではないので「物乞い」という表記は不適切ではないかという指摘が厚生労働省からあったので、何か別の表現方法を考えているのだけど、これといったネーミングが思い浮かばない。何かこうグッとくるネーミングが思い浮かんだら教えて欲しい。と、妻に言ったのだけど、「はぁい。今日さ、帰りオムツ買ってきてね」と、ネーミングに関しては考える気が全くないとみてよしとの見解。僕が。 今日の午前中、婦長さんにおにぎりを貰った。いつものことなのだが、僕が物を貰うことにあまり理由が存在しない。それはいつも唐突に起こるのだ。起きるのだ。 「い、いや。いいですよ。もうすぐ昼休みだし」 「いいのよいいのよ。今日コンビニで買ってきたんだから」 と、理由にならないことを言われて、僕はコンビニのおにぎりを一個貰った。現にもうすぐ昼休みで、僕は病院食堂で昼飯を食うのである。で、実際食ったのである。おにぎりは帰って嫁にでも食わそうと、ロッカーのバッグの中に入れた。そんなことがあったその日の午後、あるヘルパーさんに呼び止められた。 「主任さん、今日お昼食べなかったの?」 「え? 食べましたよ。食堂で。なんで?」 「婦長さんがね、主任におにぎりあげたから私のお昼ご飯なくなっちゃったって、ヘルパーさん一人一人に何か食べるものない? って聞いてまわってたのよ」 それを聞いてからというもの、その日の午後は「一体オレはどうすればいいんだ」という困惑の表情を浮かべながら仕事を遂行した。仕事上、いちばん婦長さんの近くにいるのだが、婦長さんは今日の昼飯のことなど一言も言わない。まるで意味がわからない。事の顛末を婦長さんから聞いたわけではないので、「どうもおにぎり貰っちゃってすみませんでした」という詫びの言葉すら言えない。ただただ胸が締めつけられるように苦しくて切なくて、意味がわからなかった。 |
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