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| 2006年10月24日(火) ハードル跳んで。 |
| 妻は静かな人である。似たような仕事柄なのか、感情を前面に出すことがない。価値観という目に見えぬものが計れるのなら、おそらくそれは限りなく近いものであろう。しかし笑いのツボは若干違う。僕はバラエティなど見て終始ケラケラ笑っているような笑いのハードルがものすごく低い人間であるが、妻の笑いに対する姿勢はシビアで、なぁにが面白いんだかという表情でテレビを眺め、面白い時も声を出さずにニヤッと笑うのである。 「声を出して笑いなさいよ」と、終始ケラケラしている僕は妻に言うけど、妻は「あれ? 私笑ってましたか?」という風に、自らの笑いへのハードルの高さを誇示し、私を笑わせてこそキング・オブ・コメディなのよと、座ったような目をしてテレビを見ているのである。 しかし、笑いに対してシビアなのは、テレビに対してだけであって、2人してベッドで横になっている時に、いかに僕がドジでマヌケな人間かということを、様々なエピソードを交えて話すときは、私の亭主はなんてドジでマヌケな人間なんでしょう。可哀想でならない。と、憐憫を交えて涙を流してヒィヒィ言いながら、笑い死にするんじゃなかろうかと思うほど笑い転げるのである。 そして御ハナはそんな二人の姿を、なぁにが面白いんだかという表情で、座った目をして眺めているのである。 |
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