2006年10月11日(水)  そういうのこれから。
 
我が家で3人の生活が始まるということは、今日から毎日御ハナの沐浴も始めなければいけないということである。不安である。ドキドキである。と、思わないところが看護師の強みであって、看護学校の実習で、産婦人科実習を経験したことのある僕は言わずもがな男であって、今はどうかわからないが当時、男の実習生は産婦人科の病室に入ることは許されず、じゃあどこで実習したのかというと、一日中新生児室で、ミルクをあげたりオムツを替えたり、沐浴をしたりしてたのである。しかも1ヶ月近く毎日。
 
よって僕は子育ては初めてだけど、新生児の子守りは初めてではない。毎日毎日あの薄暗い閉鎖的な空間でちっこいベビーバスで沐浴をしていた日々。新生児室の窓から、女性の実習生を眺めながら、俺も病室もとい、自由に動ける場所に行きてぇよぉと新生児と共に泣いていた日々。おっかない助産師に沐浴の手技を叩きこまれた日々。あの経験は無駄ではなかった。ほら、あの実習の翌日のように、僕の腕は指は、ベビーバスの中の新生児を自由に操ることができるよ。
 
御ハナを優しく抱いて、ゆっくりとベビーバスに浸らせる。不安一杯の顔が、安心感に満ちたようなうっとりとしたような表情に変わり、御ハナが我が家に来て以来度々感じる食ってしまいたい衝動を必死に押さえる。頭を洗うと目を閉じて口をおちょぼ口にして猿みたいな表情をしてまた食ってしまいたい衝動。胸を洗うと大きく口を開けて食ってしまいたい。尻を洗うと目を丸くして食ってしまいたい。
 
とにかく食ってしまいたい衝動を押さえながら、フカフカのタオルに移して洋服を着る前にキスの嵐。妻、終始苦笑い。御ハナは僕がキスをすると、これ以上ないというくらい不快な表情をするので涙が出そうなくらい残念な気持ち。そういうのこれから毎日続く。
 

-->
翌日 / 目次 / 先日