2006年10月10日(火)  家族の生活。
 
御ハナ退院の日! これは何と形容すればいいのだろう。大事な来客があるような、付き合ったばかりの彼女が初めて自分の部屋にくるような、そういうのに似ていて全然違うような感じ。今まで存在しなかった人間が、我が家に訪れ、用が済んだら帰ることなく、この部屋にずっと住むことになる。そんな経験今までない。何しよう。何からしよう。と、朝からソワソワ。
 
朝7時に起床して、部屋の空気を入れ替えて、丹念に部屋の掃除をして、御ハナの布団を準備する。この布団は乳児用13点セットと、少々値段が張るものを購入したがため、あっても3点セット程度の布団しか使用したことのない僕は、13点セットなんて数の布団やシーツを、どこにどのようにセッティングすればよいのかわからず、完璧にセットしたと思っても用途不明のシーツが4点くらい余ったりして一体どうすりゃいいんだ。御ハナが我が家にやってくるというのに。
 
午前9時半。しなくてもいい御洒落をして家を出て、午前10時病院到着。妻、御ハナ共にもう退院の準備は終えており、御ハナは、バスローブのような病衣ではなく、白いフリルのついたお姫様のような洋服を着ている。袖や裾から手も足も見えない。またそれが可愛くて10回シャッター音。
 
そして妻は、妊娠初期用のスリムなパンツを履いている。つ、妻の腹がスリムになっとうぞ! と、方言ライクに興奮してしまったのは、スリムな妻を見るのは実に久し振りで、だいたい僕らは付き合ってすぐ妊娠してしまって、爾来、妻の腹は膨れる一方で、腹のでかい妻を見ている方が長かったのだ。そんな妻が、スリムパンツを履いてスリムウォークをしながら僕に近付いてくる。こちらもこちらで愛らしい。
 
どうもお世話になりました。ナースステーションで挨拶をして、ヒゲの僕とスリムな妻と、純白のおくるみに包まれた御ハナ。僕と妻だけの生活は「夫婦」という感じだったけど、3人になって僕たちは「家族」になった。家に帰ると、綺麗な部屋と、13点−4点の新品の布団が待っている。
 
今日から始まる。今日から3人家族の生活が始まる。
 

-->
翌日 / 目次 / 先日