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| 2006年10月09日(月) 父子同室。 |
| 御ハナが誕生してから、妻が産院を退院する日まで休日をもらったので、午前中は掃除や洗濯をして、午後から電車、バスと乗り継いで産院に行っている。妻が入院している産院は母子同室性なので、赤子が新生児室にいるのは初日だけで、あとは妻のベッドの横に小さな車輪がついた小さなベッドが置いてあり、小さなベッドには愛しの小さな御ハナが寝ているのである。 「御ハナさぁん。おはよぉ〜」と、父親らしからぬ心細い声で我が子を抱きかかえ、「ちょっと行ってくる」と、小さなベッドを押して、病棟のデイ・ルームに出掛ける。で、デイ・ルームで何をするかというと別段何もしない。「御ハナさ〜ん、御ハナさ〜ん」と、鼻の下を伸ばして写メを撮ってるか、ビデオカメラ片手にホッペをつついてるくらいである。出産後6日間も連休をもらい、こんなことばかりしていては、休日を許可したうちの婦長さんも泣きたい気分であろう。 しかしこれには意味があって、この病院は母子同室性。母子が同じ部屋で1日中一緒に過ごすのである。僕が看護学生の頃の実習病院では母子分離性で、新生児は退院するまで新生児室で過ごしていた。どちらにしろメリット・デメリットが存在する。前者は母性の確立や母子の信頼関係の形成に大きな効果があり、後者は産婦の疲労回復に適している。 妻は我が子が生まれた次の日からすぐに育児が始まるのであり、出産できない身で考えてもこれはものすごく疲れることである。よって僕が病院にいる時は母子分離、それは同時に父子同室となるのであってメリット増大。妻も病室でゆっくりと休むことができて、僕と御ハナとの信頼関係も早期に築けるのであってもうメリットだらけ。 でも御ハナが泣き始めると、母乳を出すことができない僕は「ちきしょう。ちきしょう。乳さえ出れば」と思いながら、「御ハナさんおっぱいお願いしまぁす」と、また情けない声を出しながら妻が眠る病室に戻るのである。 |
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