2006年05月27日(土)  灰汁!
 
料理を作るようになってから「灰汁(あく)を抜く」という作業を度々行うようになったが、僕はこの灰汁を抜くという行為がなぜかわからんが大好きである。
 
カレーとかシチューを作る時に出る灰汁の灰汁っぽさといったらたまらない。あれは紛れもない「あく」である。アレに他の言葉を充ててみろと言われても「あく」以外思いつかないくらいアレは「あく」である。
 
またこの「あくを抜く」ことの「あくを抜く」っぽさ。オレは今あくを抜いてるぜ。スープの表面がキレイになっていくぜ。人参やタマネギ、豚肉などがホラ笑ってるぜ。と、充実感バリバリ。あの行為の名称は「あくを抜く」以外考えられないのではないか。
 
またこの「あく」という言葉のワルっぽさ。ワルいなぁ「あく」。なんかダーティだなぁ「あく」。除去したいなぁ「あく」。もう「あく」と発声した途端に世の中がまた一つ汚くなったみたいな感じ?
 
そして極めつけが「あく」そのものの「あく」っぽさ。何とも形容しがたい、あの液体というか固体というかよくわからん物体。このスープの具材の中にこんなワルいものが入ってたのか。この物体を除去したらどんだけサッパリするだろう。そして除去した後のこのサッパリ感。と、毛穴すっきりシートで取れた小鼻の角栓を見たときの気分となんか似てるのである。目に見える悪いモノが取れると、すげぇスッキリするのである。
 
まぁこの「あく」が「悪」のイメージが強いからそう思うのかもしれんが、今日もこうやってグツグツ煮立ったスープの表面をそっとすくってあくを抜きながらニヤニヤしてるのである。
 

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