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| 2002年12月19日(木) 濱マイク騒動。 |
| 数日前、近所のブックマートで中古の「私立探偵 濱マイク」の2本組DVDを買った。 買ったはいいが、最近の日常の慌ただしさにDVDなど見る暇もなく、 部屋の片隅に置かれたまま数日が経った。 そして今日、ようやくDVDを視聴できるほどの時間ができたので コーヒーを煎れて、プリングルスを用意して、タバコの本数を確認して その中古DVDを開封した。開封してビックリした。中身が入っていなかった。 ジャケットを羽織り、車へ乗り込む。目指すはブックマーケット。 「あのーすいません。何日か前にここでこのDVD買ったんですけど、中身が入ってないんです」 「わぁ!申し訳ありません。すぐに持ってまいります」 気の弱そうな店員が即座にDVDを探す作業にとりかかる。 僕はその間、店内をゆっくり1周する。ゲームコーナーを見て、文庫本を少し立ち読みして CDコーナーを周ってレジに戻った。店員はまだDVDを探していた。 20分経った。店員はまだDVDを探していた。探す店員の数も増えた。 なんだかすごく悪い事をしているような気分になってきた。 そんな時、気の強そうな長身の店員が僕に近付いてきた。 「すいません。このDVDはいつ購入されたんですか?」 「いつって……うーん。2・3日前だったような気がする」 「その時のレシートは持ってますか」 「うーん。捨てました」 なんだかひどく疑っている様子。僕は無実なのに少し後ろめたくなる。 本当にDVDは入ってなかったのに、本当は入っていたんじゃないかと思えてくる。 それは単なる勘違いで思い違いかもしれない。 家に帰ってもう一度探してみるとそれは本当に呆気なく出てくるかもしれない。 あぁ、もう、探さないで下さい。僕が悪いんだと思います。 そんな、5人で探しても出てこないものは出てこないですよ。きっと僕んちにありますよ。 それからまた20分経ち、店員の怒りと僕の焦りが募っていた。 無実の僕が一番弱い立場に置かれていた。 とんだ手間かかせやがってと店員の心の声が聞こえてきそうだった。 「もう、結構です」 と言いかけたその時 「あ!アッタ!」 と先程の嫌味な長身の男性店員の声。 怒りよりも安堵が先にこみ上げるのは、きっと僕の気が小さいからなんだと思う。 |
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