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| 2002年12月07日(土) ポツダム宣言。 |
| 僕は滅多に人に悩み事を話さない。 昔から「悩み=不幸」という概念を持っていて、悩みを打ち明けるということは即ち 僕は不幸なんですと宣言しているみたいで、何もかも宣言すればいいってものじゃなく、 宣言しなければならない必然性が出てきたときだけ簡潔に物事を伝えたらいいと思っている。 そういうわけで僕が悩みを打ち明けるということはポツダム宣言のそれに等しいわけで 僕はそう簡単に降伏なんてしない。できるところまで孤軍奮闘しようと思っている。 しかしどうも最近、レイバンのサングラスをかけコーンパイプをくわえたマッカーサー元帥の影がちらほら見え出したので あぁ、この辺りが潮時かな。敗北かな。宣言するときがきたのかな。 是以外ノヨシミノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス なんてね。はぁ。 ある友人に相談してみた。彼はラークマイルドの煙を吐きながら 「たいしたことじゃないよ。死ぬわけじゃないし、痛みを伴うわけでもない」 と、キミの悩みなんてこの煙よりも軽いものなんだと言わんばかりの口調で言った。 僕はその言葉に言葉を返すことなく3杯目のビールを注文した。 気が軽くなったのは確かだった。確実にマイルドセブンライトの煙よりは軽くなった。 この友人は、以前僕にゲイであることを打ち明けて、 僕はゲイの世界なんて全く知らないので未知のものに関して必要以上の恐怖と不安を感じるもので ゲイに関しても、少し色眼鏡をもって見るようなところがあったけど、 ゲイということを抜きにしたら、いや、それを含んだとしても 友人は変わらぬ友人であって、少なくとも二者択一的には圧倒的に女性が好きな僕には色目を使うことはないので 今でも変わらずこうやって酒を飲む間柄を続けている。 むしろ僕が悩みを打ち明けようと思った時点でこの友人は、特別な親友となっている。 まぁ、ゲイを打ち明けた友人の心境にしては 僕の悩みなんてポツダム宣言にも値しないということになるわけで いや、不幸の背比べなんてしてるわけではなく、 そもそもゲイが不幸だなんて思っているわけでもなく、 ゲイというある種特殊な運命を背負っている友人にしたら 僕の悩みなんてポツダム宣言にも値しないということになるわけで。 |
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