2002年12月08日(日)  いただきますごちそうさま。
良いことか悪いことかわからないけれど、僕は昔からあまり空腹というものを感じない。
だから僕にとって食事は少し苦痛を伴う。
 
昼休みの時間だから弁当を食べなければならない
夕陽が沈んだからそろそろ夕食を食べなければならない。
 
朝食はともかく(僕は朝食を摂らない)、このように食事というものは
半ば義務的な思案のもと実行される。
皆が「いただきます」と言うから、とりあえず僕も言ってみるというように。
 
休日の食事などは苦痛を極める。
朝食と昼食は食べないけど、さすがに夕食は食べなければいけない。
2食も抜いているんだから、きっと体には悪いはずだ。
体に悪いとは思うけど、腹は減らない。
僕の胃腸は思春期が始まった小学6年生のように静かに抵抗している。
 
だけど食べなければならない。だって2食も抜いているから。
一般的ではない食生活をしているから。
 
だから僕は夕食の買い物に出掛ける。
「夕食」という形が完遂される食物を探しに出掛ける。
僕の胃は別にパン1個でもいいんだけど、それでは「夕食」という形は完遂されない。
 
サンドイッチとサラダと惣菜の焼き魚とレバニラ炒め。
適当に買い物カゴに入れる。
メニューに一貫性は感じられないけど、とりあえずこれだけ食べれば「夕食」という儀式を終わらせることができる。
 
部屋に戻り、冷たいリビングで惣菜を温め、溜息混じりに「いただきます」と言い、
黙々と口の中に放り込む。
 
その点、友人と外食に行くとなると夕食は一転して楽な作業になる。
友人と話しながら笑いながら義務が完遂できるのである。
 
もう夕食の時間だ、とか
何か食べなければいけない、とか
 
そういう面倒臭いことを一切考えずに目の前のメニューから適当に選んで
それを変わらぬ恋の話とか先が暗い結婚の話をしながら食べちゃえばいいのである。
食べちゃえばいいのです。
 
こういうことを女の子に言うと、絶対この人のために料理なんて作ってあげない!とか思われそうなので
こういうことは義務的な夕食が終わった後にこの義務的な日記に細々と書き記すようにしている。
ごちそうさま。

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