2002年11月20日(水)  ヤマモト姉。
なぜか午前1時にリビングに座って寒さに震えながらコカコーラを飲んでいる。
僕とコカコーラは特にalwaysな間柄じゃないので、その光景はとても不自然に見える。
 
午前1時とリビングとコカコーラ。
実はこの3つに共通する事象など存在しない。
僕自身でさえ、なぜ僕はこんな時間にこんな寒いところで爽やかになるひと時を過ごさなければいけないのか。
 
ついさっきまで友人が遊びに来ていた。
この友人は小学校からの親友で、どちらかといえば、僕と同じ種類で、
同じ種類ということは、阿呆の方で、椅子の上に画鋲を置いたり、先生のスカートをめくったり、
ヤマモトのお姉さんのことをブスと言って、ヤマモトのお姉ちゃんに泥ビンタくらったり(泥のついた手でビンタをくらうこと)
それで僕たちは腹が立ったので、ヤマモトに泥ビンタをくらわしたり、
ヤマモトは、どちらかといえば、僕と同じ種類で、
同じ種類ということは、阿呆の方で、また姉ちゃんにチクって
僕は彫刻刀で本当に太腿を切られて、友人はでっかいスコップでカンチョーをされた。
 
あの頃のヤマモトの姉ちゃんは本当に滅茶苦茶だった。
ヤマモトは愛知に行って、そのまま行方をくらましたけど
ヤマモトの姉ちゃんは今でも近所のコンビニで時々見かける。という話をついさっきまでしていた。
 
僕は彫刻刀で太腿を切られたというか、刺されたという方が適切なんだけど
その件があって、今でもヤマモトのお姉ちゃんの話をすると少し尿道が緩んでしまう。
友人はスコップでカンチョーされたことなどすっかりと忘れてしまっていて、
僕もこいつみたいに辛過ぎる過去はすんなりと忘れられる人間になりたいなと思った。
 
深夜1時のリビングはとても寒くて、コカコーラはとても冷たくてとてもalwaysな気分になれないけど、
 
僕とこの友人は26歳になった今もお互いにalways阿呆だと思う。
今日は、酒を、飲み過ぎた。
飲酒運転で帰ろうとする友人を咎めなかった僕も、警察に捕まったとき同罪になるらしい。
僕が同罪になるならば、ヤマモトの姉ちゃんなんて情状酌量の余地もないよ。な?
 
なんて話をしながら僕は友人を見送った。

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