2002年11月08日(金)  超複雑。
「足引きずってるからって仕事が減ると思ったら大間違いよ」
 
いつの時代にもどこの病院にも人に厳しい看護婦さんはいっぱいいる。
昨日のソフトボールの試合で大腿ニ頭筋断裂という大怪我をした僕に待ち構えていたものは
激しい痛みと哀しい言葉と厳しい現実だった。
 
「あっ、ゴメンね」
 
わざと僕の太腿に軽く膝蹴りをしていく事務員さん。
いつの時代にもどこの病院にも人に厳しい事務員さんはいっぱいいる。
昨日のソフトボールの試合で大腿ニ頭筋断裂という大怪我をした僕に待ち構えていたものは
耐えがたい疼痛と許しがたい意地悪と高らかに響く悲鳴だった。
 
痛み止めの注射と鎮痛剤を服用しているとはいえ、この痛みは計り知れないものがある。
泣いてみようと思ったけど、男は簡単に涙が出ない構造になっているらしく
僕の涙腺はなかなか感情に伴った反応をしてくれない。
 
それはそうと今日の昼休み、
「今日はあそこの寿司屋のランチが500円なのよ」
と誘われてお母さんの歳と同じような主任さん2人とランチを食べに行った。
 
相変わらず足は痛かったけど800円の定食が今日だけ500円という魅力的な値段は
60分という昼休みの時間だけ僅かながらその痛みを忘れさせてくれた。
 
「足、大丈夫?」
 
料理が運ばれてくる間、主任さんは心配そうに話し掛けてきた。
朝は「足引きずってるからって仕事が減ると思ったら大間違いよ」って厳しい言葉を投げ掛けた張本人なのに仕事を1歩でも離れるとすごく優しい。
 
「他の看護士さんは大切な奥さんがいたり彼女がいたりするでしょ。あなただけいつまで経っても彼女がいないから気を遣わないのよね。可哀相な気がするけど」
 
 
 
ちょーふくざつ。

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