2002年10月21日(月)  アンビバレンツ。
僕たちは何かというと会う約束をして互いを求め合ったり
何かというと喧嘩をして憎しみ合って離れてしまう。
愛と憎しみが1つに混在した僕たちの関係は山アラシ・ジレンマに悩まされている。
 
ある2匹の山アラシが寒い夜を過ごしている。
寄り添って暖め合いたいけど、近付きすぎるとお互いのトゲで傷付いてしまう。
しかし離れれば寒さに震えてしまう。
だからこの2匹はお互い快適になれる距離を求めてついたり離れたりを繰り返す。
 
これは心理学で両面感情を表現するために使われる有名な寓話だけど
僕たちはまさにこの両面感情をお互いの胸の中に抱えている。
 
僕はキミを求めているけど、近付きすぎると鬱陶しくなってしまう。
しかし離れすぎると寂しくなってしまう。
滅多に書かない携帯メールを送ってしまう。
 
キミは僕を求めているけど、近付きすぎると僕の欠点ばかりを探し出す。
しかし離れすぎると手持ち無沙汰になる。
不自然な口実の元に食事に誘い出す。
 
お互いのトゲが鋭過ぎて、お互いの皮膚が柔過ぎるから
僕たちは無意識に傷つけ、安易に傷付く。
 
そして今夜もお互い快適になれる距離を求めてついたり離れたりを繰り返す。

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