2002年09月26日(木)  実験的休日。
部屋の時計を全て止めてみた。
 
昨日、寝る前に部屋の目覚まし時計と壁掛け時計を取って
ビデオのデジタル表示の時計を消して、腕時計を全て裏返しにして
キッチンの壁掛け時計とパソコンの上の置き時計を取った。
 
そして時間に縛られない休日が始まった。
 
朝、自分の意識によって目覚める。勿論時間はわからない。
頼りになるのは、睡眠の充足度。
昨夜は2時に寝て、おそらく7時間は眠ったような気がする。ということは現在午前9時。
「午前9時のような気がする」
この不確定な事実が意味するものは何だろう?
 
時計以外で午前9時を証明するものは何があるだろう。
テレビ?パソコン?そんなのは野暮だ。そういう問題じゃない。
 
窓を開ける。小雨が降っている灰色の空から得るものなんて何もない。
そういえば最近、窓を開けると冷たい風が吹き込むようになった。
もう夜は窓を開けて眠れない。タオルケット1枚じゃ眠れない。下着1枚じゃ眠れない。1人じゃ眠れない。
 
もし、世の中にカレンダーまで消えてしまったら
僕は季節をどのくらい正確に感じることができるだろうか。
時間さえろくに把握できないのに、月日の把握なんてできるのだろうか?
 
午後、友人が遊びに来て僕が今日時間を消して生きていることを話すと
「バッカじゃないの!?暇人!あなたはもっとしなくちゃならないことがいっぱいあるでしょ!
えとね、今5時よ5時!誰が何と言おうと午後の5時よ!わかった?
これはね、動じがたい事実なの。だれもこの時間から逃げられないのよ!」
 
と、あっさりとしかもすごい剣幕で話すので
僕の実験的休日はあっけなく終了の鐘が鳴り響いた。
 
僕の哲学的とかロマンテックとか哀愁とか心理学的とか精神論とか
日常で考えなければ考えなくても済む問題は
やっぱり自分の中だけで処理しないといけない問題であって
そんなもの暇潰しの取り越し苦労であって
 
やっぱり1人でいるより友人と一緒にいる方が楽しいと思った。

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