2002年09月15日(日)  もしもシリーズ。
「もし私が浮気したらどうする?」
「もし私が他の男と結婚したらどうする?」
「もし私がいなくなったらどうする?」
「もし私が死んじゃったらどうする?」
 
世の中には、貴重な時間の中であらゆる可能性を考察し、意味のない問い掛けをする女性が少なからず存在する。
しかしこの「もし」の中には、願望が含まれていたり、反応を楽しもうとしたり、ある種の駆け引きの意味などが含まれていて
僕たちのような憐れな男性は、このような言葉をさらりと流すことなく、また、真剣に考えることなく
冷静に、その言葉の真意を汲み取らなければならない。
 
「もし私が浮気したらどうする?」
「じゃあ僕も他の女と浮気してやる!」
 
なんてその言葉に安易に便乗してはいけない。
敏感に反応して、本当に彼女が「もし浮気」しようものならと考えを巡らせて頭に血を昇らせたら彼女の意の壷だ。
「なに熱くなってんのよ」と馬鹿にされるのがオチである。
 
よってこういう状況の時は、逆に彼女の憐憫を誘うような発言が望ましい。
「もし私が浮気したらどうする?」
「まず晩御飯だね。これは、困る。せっかく2人で一緒にご飯食べようって
あの赤いテーブルを買ったのに、1人で食べるのは、少し寂しくなる」
 
こういう意味と理由と気持ちのこもったことを言うと、その質問を問い掛けた約7割の女性は、浮気をしなくなる。
残りの3割は、どういう理由であれ、何を言われたって、何を贈ったって浮気をするときはする。
恋愛に関する努力は往々にして無駄が多いのだ。
 
「もし世の中にあなたと私しかいなくなったらどうする?」
「ははっ。いくらなんでもそんな世の中にはならないよ」
 
いくら無駄が多くても、こういうことは言ってはいけない。
いかなる女性も少なからずロマンチックを求めるときがあるのだ。真っ向から否定しても何の意味もない。
 
「もし世の中にあなたと私しかいなくなったらどうする?」
「キミをずっと守っていく」
 
無難な線だけど、これも彼女の意の壺にはまるような気がして少し気がひける。
ロマンチックをロマンチックで返すっていうのも芸がない。
 
「もし世の中にあなたと私しかいなくなったらどうする?」
「どうするもこうするも明日からどう食べていくか考えるしかないじゃないか」
 
少し、現実に、戻しちゃえ。

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