2002年09月13日(金)  すべすべまんじゅうガニ。
何ヶ月も前から職場の看護士の中で釣りがブームになっている。
皆、休日の度に朝3時とか4時に起きて川や磯や港に釣りに出掛ける。
勤務の日より3時間も4時間も早く起きるなんて信じられない。
信じられないので僕は釣りをしない。
 
先日、後輩が僕の元へ例の阿呆のような笑顔で掛け寄ってきた。
「先輩!昨日ですね、川ですべすべまんじゅうガニ捕まえたんです!」
「すべすべまんじゅうガニ?」
「そうっス!すべすべまんじゅうガニっス!」
「すべすべまんじゅうガニ?」
「そうっス!すべすべっス!」
 
そんな名前のカニなんているものか。と僕の一瞥でその場は終わってしまったが、
後輩はそれが悔しいらしく、今日再び一枚の紙を持って例の阿呆のような笑顔で掛け寄ってきた。
 
「先輩!これ見てください!」
「わ。すべすべまんじゅうガニって書いてある」
「でしょ!でしょ!ホントにいるんですよ。図書館で辞典借りてコピーしてきたんです!」
 
何もそこまでやる必要はないじゃないかと思ったけど、
後輩のささやかで健やかな苦労を無にしたくないので、素直に驚くことにした。
 
それにしてこのネーミングはいかがなものか。
パッチンエビ(2002/04/20(土)好色一代男『パッチンエビ』参照)といい、すべすべまんじゅうガニといい、
日本人は甲殻類のネーミングに関してひどくいい加減な気がする。
生まれ変わってすべすべまんじゅうガニになる可能性があるならば僕は輪廻転生なんて信じない。
 
「それにしても、このカニ、英語では何て言うんだろうね」
「ツルツルプッシーキャンサーっっス!」
 
きっと、こんないい加減なヤツが日本の甲殻類を駄目にしてるんだ。

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