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| 2002年09月12日(木) バンビとご飯。 |
| ある女性と食事に行った。 最近食事に行った女性は彼氏がいたり旦那がいたり昔の彼女だったりと、 少なからず僕にとって問題のある相手ばかりだったけど、今回は、違う。 彼氏もいなければ勿論旦那もいない。 髪は黒くて睫毛が長い。足は細くてスカート短い。そんな相手は17歳。 そう。相手は高校生。 人生は何が起こるかわからないもので、ファミレスの向かいのテーブルには 眩いばかりの笑みを投げかける女子高生が座っている。 今回は問題のない相手と文頭に書いたばかりだけど、 やっぱり未成年と2人きりでファミレスで食事するのは、なんというか、 一般的にというか、人道的にというか、倫理的に問題がある。 今夜は、9時には帰そうと決める。 この女子高生は僕の妹の友人の妹で、将来看護婦になりたいらしい。 「お兄ちゃんに会いたいって人がいるの」 「イヤだ。初めての人に会うってのは、ストレスが生じるんだ」 「お願い。会ってやってよ」 「イヤだ。お前の願いは聞き入れられないね」 「そのコ、17歳なの」 「今回だけだぞ」 というわけで「私もついていこっか?」という妹の言葉はもはや頭には入らず 「写真は、ないのか」なんて馬鹿みたいなことを偉そうに妹に訊ねて 写真などあるわけもなく、26歳ともなると女子高生といえば膝からスカートの間の白い太腿くらいしか思う浮かばない貧相なイメージしかなく 珍しく待ち合わせ時間10分前に到着する有様で、浮かれ方だけは初めてのデートの日の男子高校生並みだった。 「はじめましてー」 「あ、はじめまして」 ここで僕は虚に突かれたような表情をしてしまった。 女子高生っていうくらいだから制服で来るかと思っていたら普通の私服。 日頃のイメージが貧相だと、状況に柔軟に対応できなくなる。 看護婦を目指すこのコはバンビのような眼差しで僕が今から発する看護に関する言葉を待っている。 料理が運ばれてくる間、僕は看護婦になる方法を説明する。 「えとね、今高校2年生でしょ。まず卒業したらね、看護専門学…」 「あ、ちょっと待って下さい」 女子高生は慌てて小さなバッグから何かを取り出す。 「あ、ごめんなさい。お願いします」 バッグから取り出したのはなんとペンシルとメモ帳。 か……可愛い! |
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