2002年09月10日(火)  だから僕は愛を語る。
僕は滅多にテレビを見ないし、新聞も取っていないし、
定期購読している雑誌といえばsmartというファッション雑誌と、週刊ゴングというプロレス雑誌だけなので
世間のニュースとか芸能に少し疎い面がある。
 
というわけで飲んでいる席で、世間のニュースの話題が出たらもうお手上げである。
小説ばかり読んでいるので作品や作家について話をしたいけど
酒の席でそういう話題はまず挙がらない。
カウンターの隅で肩を狭めて1人ブランデーを飲むのがオチである。
 
プロレスの話だったら1日中だってできる。3日3晩話し続けることだってできる。
だけど合コンでプロレスの話を持ち掛ける馬鹿な男はまずいない。
カウンターの隅で肩を狭めて1人「コブラツイストってカクテルが飲みたいのだが」なんて呟くのがオチである。
 
ファッションの話だったら、まぁ、人並みにはできると思う。
だけどファッションなんて所詮自己満足の結晶なので、人に薦めるのもよくないし
かといって人のファッションを参考にするのも、気がひけるので
カウンターの隅で肩を狭めて1人買ったばかりのアバハウスの6ポケットパンツを含み笑いしながら撫でるのがオチである。
 
趣味の話なんて言語道断で、
「僕ペットボトルのキャップの収集に命を掛けてます」とか「仮面ライダーの新作フィギアが欲しくて貯金してる最中です」
なんて胸を張って、もしくは、目を輝かせて言えるわけがない。
カウンターの隅で肩を狭めて「ねぇマスター。そのミネラルウォーターのキャップちょうだいよ」なんて遠慮深げに呟くのがオチである。
 
という理由で酒の席に座ると僕は無口になるのである。
話の聞き上手とかよく言われるけど、単に話下手なだけで、相手の話を聞くしか他がないのである。
だから、恋愛の話は助かる。
恋愛で生じる全ての問題に列記とした答えがあるわけでもないので
多少無責任なことを言っても、たいして問題は生じない。
そもそも恋愛の話なんて半分聞いて残りの半分はカクテルの中の氷と一緒に溶けちゃえばいいんだ。
 
恋愛然り、人の悩みを聞くときは、半分だけ真剣に聞けばいいと思う。
全てに首を突っ込むと、冷静な助言ができなくなる。
半分無責任に聞いてると、余裕ができて、いい加減な助言が、結構役に立ったりするのである。
 
というわけで今日は酒の席は恋愛話に限るという話をしたかったのです。

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