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| 2002年09月03日(火) 星の降る夜。 |
| 明日のことは誰もわからないなんて言うけれど、必ずしもそうじゃないと思う。 明日死ぬかもしれないから今を精一杯生きようなんていうけれど、それは間違ってると思う。 統計学的にいうとね、いや自分なりの統計学的にいうとだけどね、 今まで26年生きてきた中でね、明日死ぬ確立は0%なんだ。当然なんだけど。 夕陽が沈んだら確実に朝陽が昇る。今のところそれは確実なんだ。 だから明日死ぬかもしれないなんて心配するのは取り越し苦労なんだよ。 そんな馬鹿なこと考えちゃいけない。 だけど、僕は眠れなくなった。心配で心配で仕方がないんだ。 新しい悩みの種は、僕の安眠を容易に妨げることに成功したんだ。参ったよ。 僕は明日、いや、こうやって話してる間にも、死んでしまうかもしれない。 ニュースで見たんだ。民家にね、隕石が落ちて、それはとても小さな石ころなんだけど、 何万光年もの彼方から、大気圏を通りぬけて松元さん(仮名)ちの木造2階建ての屋根を貫通したんだ。 「幸いにして住民には被害はありませんでした」なんて言ってたけど、本当に幸いだよ! 僕の言ってる意味がわかるかい? 僕が眠れなくなったのは、この隕石のせいなんだ。隕石が落ちてくる確立は誰にだって平等なんだ。 僕が寝ている間にアパートの屋根と3階の部屋と僕の心臓を貫通するかもしれないんだ。 そして一番厄介なのはそれは決して逃れられないということなんだ。 僕がいくら寝返りをうったところで隕石はそんなもの気にしない。 僕の寝返りなんて宇宙の法則に対して何の意味も持たないんだ。 僕の言ってる意味がわかるかい?わかるけど?それこそ取り越し苦労だって? 人間はあらゆる可能性を考えて生きていかなきゃならないんだ。 最初の言葉と矛盾してるって? そういう細かいことを、気にしちゃあ、いけない。 |
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