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| 2002年08月14日(水) シュークリーム半分食べた。 |
| 昨日は朝から仕事だったので、隣に寝ていた子をどうにか起こして 何も悪いことはしていないんだけど、とりあえず謝って、8時には部屋を出れるかと聞いたら 「無理よ。すっぴんで外を歩けっていうの?」と言うので、 僕もそりゃそうだと思い(というのも昨夜の印象と随分違ってたからだ) 部屋の鍵を渡して、鍵の隠し場所を教えて、そこに置いて帰るようにと言って、 冷蔵庫にシュークリームとヨーグルトがあるから、それを食べてもいいと言って 携帯電話が見つからなかったけど、そのまま仕事に行った。 昨日今日知りあったばかりの子と一夜を共にすると、例外なく目覚めると他人行儀になる。 昨夜はあんなに仲が良くて、冗談を言ったり、手を繋いだりしていたんだけど、 朝になると、まるで昨夜のことは夢だったみたいに思えてくる。 同じ病室で、隣のベッドで寝ている入院患者みたいに、朝になると、その女性は他人になる。 それは昨日は酔っ払っていたからかもしれないし、朝になるとすっぴんになるからかもしれない。 とにかく夜と朝は、僕を、僕たちを取り巻く空気が一変する。 好意も親密感も運命も、僕たちが寝てしまっているうちに全部消え去ってしまって その様々な感情は朝になると焦燥感と罪悪感に姿を変えて僕たちの目の前に現れる。 今日仕事から帰るとテーブルに携帯電話が置いてあった。 置き手紙も探してみたけど、テーブルの上には携帯電話と、灰皿と、 灰皿の中で何本も揉み消されたヴァージニアスリムだけが置いてあった。 そして置き手紙の変わりに携帯にメールが入っていた。 >おかえりなさい。お仕事お疲れさま。昨日はとっても楽しかったよ。また遊ぼうね。 ケイタイはなぜか私のバッグの中に入ってたよ。ヨーグルトとシュークリームありがとう。 シュークリームは半分しか食べなかったので、半分はまだ冷蔵庫に入ってるよ。 今度は21日が休みです。20日の夜、飲みに行かない?それじゃまたね。 仕事帰りの午後7時は、朝の焦燥感と罪悪感は消え去っているけど、 その変わりにいつもの疲労と厭世感が体中を支配しているので、メールを流し読みして ソファーに放り投げて、コンビニの弁当を食べながら いつものベニヤ板でできたような好意と親密感と運命を感じることができる夜が訪れるのを待つことにした。 |
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