2002年08月09日(金)  鉄人レース。
いまが峠の暑さにじっと耐えている昨今、
ユカちゃんは東京に行ってるし、気の合った飲み屋のお姉さんは最近攻めあぐねてるし、
パートのOLさんは既婚者だったし、市役所の亮子ちゃんはあれっきりばったりだしで、
最近なんだか上手くいかないなぁ。と思うときもあるけれど
 
一番いけないのは僕の真剣味が欠如していることに他ならないのであって
ちゃんとした恋愛がしたければ、それなりに、ほら、髪も切ってさ、休日もちゃんと髭を剃ってさ、
電話もマメにかけたりさ、メールもそれなりに長く書いたりさ、あ、充電が、切れてたんだねとか
誰にもわかるような嘘ついたりしないでさ、
もっと背筋を伸ばして!ほら!同じテーブルに女性が座ってるのに隣のテーブルの女性見て鼻の下伸ばさない!
 
えっと、彼女と別れてどのくらい経つんだろう。4ヶ月?3ヶ月?まぁいいや。
始まりがあって終わりがあって、その終わりは新たな始まりを呼ぶんだ。
信号は青があって、やがて黄色になって、真っ赤な顔してちょっと止まれだ。
 
今日こうやって何かを危惧しているような文章を書いているのは、
僕はこれから先、全うな恋愛ができないんじゃないかということなんです。
僕が言う全うな恋愛とは、長い長いの道のりを走って、時には歩いて、時には逆走して、時には水分補給して。
そして42.195キロくらい先には「結婚」と書かれた白いテープがあるんです。
 
その白いテープがゴールの印だと思ったら「おめでとう!」なんて声を掛けてくれる人は誰もいなくて
そこにあるのは自転車だけ。
 
そこで僕は灼熱の太陽を見上げて大声で叫ぶのです。
「トライアスロンかよ!」ってね。
で、渋々自転車にまたがって嫌々ペダルをこぎ始める。
だけどマラソンの時とは違って、自転車に乗ると意外と風が心地良いんですよ。
自転車レース最高!ですよサイクリングヤッホー!ですよ。もう全力でペダルこいじゃうんだから!
そしてやっぱり何十キロか走ると白いテープが見えてくるわけですよ。
 
そこで僕は灼熱の太陽と目前に広がる海を見つめて大声で叫ぶのです。
「遠泳あんの忘れてた!」ってね。
あんなに全力でペダルこいじゃったから、泳ぐ余力なんて残ってないのですよ。
 
で、太平洋の真ん中辺りで沈んでしまうんですね。
最期に海面に残ったその右腕で太陽をもぎ取るような仕草なんてしちゃってさ。

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