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| 2002年06月24日(月) 神経症との関連を考察する日記。 |
| 精神科で働いていると、毎日様々な悩みを抱えた電話がきます。 今日もある悩みの相談で電話がありました。看護婦さんが電話を取りました。 「臭いが気になって仕方がない」 という相談のようです。看護婦さんはここで何を血迷ったか、突然僕を呼び出して電話応対を替われと言うのです。 どうして僕なのか問うと、看護婦さん曰く、 「あなたも臭いが気になって仕方がない様子だから」 釈然としないなか、電話応対をする。 「自分の口臭や腋の臭いが気になって人と会うのが怖い」という内容でした。 おそらくそれは自己臭恐怖症といって、神経症の一種だと思います。 現代社会は、デオドラントスプレーやタバコの臭い消しやトイレ消臭剤など 数え上げればきりがないほど消臭剤が溢れています。 他者とは違う臭いを発したとき、それは他者とは違うことを意味し、 排除されることを恐れるのです。「個」を大切にする現代社会も「臭い」に関しては平等なのです。 臭いものには一様に蓋をされるのです。 そのような無臭化・脱臭化への過剰な努力がこうした「自己臭恐怖症」だなんて病を引き起こすのです。 それにしても看護婦さん。僕は自分の臭いになんてあまり興味ないですよ。 「いや、だっていろんなものの臭い嗅ぐの好きでしょ」 はぁ、まぁ。僕は自分の臭いこそあまり気にならないが、周囲のいろんな物の臭いが気になるのです。 たいてい手に取ったものはまず臭いを嗅ぎます。 彼女と食事をしていてそういう行為をすれば間違いなく嫌われるので 状況によって自制していますが、1人でいるときはもう嗅ぎまくり。 レントゲンの現像液の臭いなんてもう最高! なんて暗室に入ってレントゲンを現像しながら1人歓喜に浸っているのです。 形容するならば、酢を100倍強くしたような臭い。 北東の方角に鼻が15度くらい曲がりそうな強烈な臭いを発します。 それでも僕はこの臭いが好きなのです。臭いを通じて刺激を求めているのです。 あと、職場のパソコンのプリンタから印刷されたインクの臭いが大好きです。 印刷されたプリントが出てくるたび、それを顔に張り付かせて プハーーーツ!!とかフォーーーッ!!と叫びながらパソコンチェアーに座っている身を仰け反らせるのです。 僕の場合は神経症じゃないんです。不治の病なんですね。 |
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