2002年06月22日(土)  君の行為にひとめぼれ。
久々に腹の底から笑った。死ぬかと思った。
本当に死ぬかと思った。
このまま息が止まってしまって両膝をついてゴミ箱にもたれながら死んでしまうかと思った。
汗やら涙やら鼻水やら涎やら、身体から分泌されるもの全てが噴出した。
 
このままここにいたらきっと笑い死んでしまうと思って、ドアを開けて逃げ出そうとしたけど
一世一代の馬鹿をしでかした後輩はそれを許してくれなかった。
後輩のTシャツには、まだ多量のご飯粒が一世一代のアピールをしていたのだ。
 
「ま・・・ま・・・まだ・・・ほ・ほら・・見ろよ・・ご飯つ・・・ぶーーーっ!!!」
 
今日のこの抱腹絶倒の笑いが文章で如何ほど伝わるか甚だ疑問なので
敢えてこの笑いの起承転結を省略することにする。だってご飯粒だよ。ご飯粒。
 
後輩は1児のパパになったばかりだけど、そういう社会的な面影は哀しいほど欠如していて
おまけにもやしの様に痩せていて、眼鏡だってかけている。
眼鏡だってかけているけど、ご飯粒だってついている。ぶーーーっ!!!
 
「決めた!お前は今日から『ひとめぼれ』だ!」
粋なお米の銘柄をあだ名につけられたのが気に入らなかったのか後輩はもう、興奮しちゃって
「もう、死んでやる!」だって。今まさに死を決意した男のTシャツには無数のご飯粒。
 
あんなことするからこんなことになるんだよ。馬鹿だなぁ。
もう1人の後輩は洗面所に駆け込んで身体中を細かく痙攣させながらウゲーッウゲーッ!!と奇妙な笑い声を挙げていた。
いや、お前の気持ちもわかるよ。僕も許されるならば洗面所に駆け込んでウゲーッツ!と笑いたい気分だよ。
な!『ひとめぼれ』!ぶーーーっ!!!
 
「先輩は仕事はできるかもしれないけど、人間性だけは疑わざるを得ません」
 
だってさ!『ひとめぼれ』が!僕の?え?僕の人間性を!?人間性をば!?
疑わざるを!?得ませんだって!!?
なんだよそれ。「君のご飯粒だけは要領を得ません」だよ。ぶーーーっ!!!
 
「いつか殺してやる」
おぉ!威勢がいいねぇ!殺してやるだって!?ほら、Tシャツ脱いでやるよ!
君を見てると横隔膜の痙攣がいつまでも止まんないよ!ほら、いっそのこと今殺してくれよ!ぶーーーっ!!!

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