2002年05月27日(月)  仰天した話。
突然、別れた彼女が部屋にやって来た。
彼女は長かった髪を肩の上辺りまで切っていた。
突然の来訪と、一変したヘアスタイルで、最初誰なのかまったくわからなかった。
 
「久し振り」
「うん・・・2週間振り」
別れてから2週間しか経っていなかった。
僕は付き合っていた頃と同じように膝の裏を掻きながら彼女を部屋へ招き入れた。
 
「どうしたのその髪。失恋でもした?」
僕は彼女に意地悪な質問をする。
「うん。とっても辛いやつを、ね」
彼女は痛々しい笑顔を浮かべる。
彼女の後ろ姿は以前の面影はまったく感じられなかった。
 
彼女は仕事道具のノートパソコンを持ってきていた。
「家じゃ落ち着いて仕事できないから」
という理由で僕の部屋に来たと言う。
僕は、落ち着く場所を求めて別れた彼氏の部屋のドアをノックする彼女の心境を考えてみたけど、
その答えはうまくまとまらなかった。
 
彼女が仕事を始めたので僕はシャワーを浴びてビールを飲んだ。
部屋でテレビのリモコンを探していると彼女は
「またソファーの下にあるんじゃないの?」
と言って、それは本当にソファーの下にあった。
タバコを探していると彼女は
「またズボンの中に入れたまんまなんでしょ」
と言って、それは本当に脱ぎ捨てたズボンの中に入れたままだった。
 
彼女は1時間程、パソコンに向かっていたけど、いつの間にか寝てしまって
0時をまわっても起きる気配を見せないので
僕は何度か声を掛けたり肩を揺すったりしたけどそれでも起きなくて
しばらくそのまま寝かせていたけど
1時をまわったら、さすがに起こさないといけないと思いだして
さっきより大きな声で呼んだり、強く肩を揺すったりしたけど
ショートカットの彼女はそれでも目を覚まそうとしなくて薄く目を開けて小さな声で
  
「あなたと付き合ってた頃は、いつも私がこうやってあなたを起こしていたのよ」
と言ったので
 
ビックリ仰天。

-->
翌日 / 目次 / 先日