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| 2002年04月27日(土) 耳掻きから想起すること。 |
| 三度の飯より耳掻きが好きな女性と付き合ったことがある。 彼女は太腿に僕の頭を無理矢理押さえつけて、 耳掻きや綿棒や時には爪楊枝で僕の耳の穴を楽しそうに弄んだ。 僕は耳掻きをされることもその彼女のことももあまり好きではなかったので それは苦痛で痛くて時には出血をして耳鼻科の診察を受ける羽目になることも珍しくなかった。 彼女の過剰な耳掻きによる出血、若しくは炎症、時に化膿のために 何度も耳鼻科の門をくぐり、その度に医者に叱られた。 彼女は耳掻きをされることも大好きで、時間さえあれば 僕の太腿に頭を無理矢理潜り込ませて、綿棒で耳掻きをすることを強要した。 僕は耳掻きをすることもその彼女のこともあまり好きではなかったけど、 出血させないように、力加減をよく考え、根気強く彼女の小さな耳の穴を掻き続けた。 「あぁ・・・そこ、そこ気持ちいい」 なんて言われても、もう発情するような間柄ではなかったし、 仮に発情したとしても、面倒臭さが先に出ていたので そんな言葉は無視をして、横目でチラチラとテレビを見ながら機械のように 心を込めず、冷たい表情で耳を掻き続けた。 その彼女は「好きな人ができました」となぜか敬語で僕にそう言って姿を消したけど 今でも何処かで誰かの太腿に潜り込んで耳掻きを強要してるんじゃないかなと思うと なんだか、すごく懐かしくなって 冷たいキッチンで、こうやって1人で綿棒で耳を掻いているのです。 |
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