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| 2002年04月11日(木) 名案。含み笑い。つづく。 |
| 突然稲妻が落ちたように彼女の頭が光った。名案を思いついたらしい。 彼女はヒューズを付けていなかったので頭上に落ちた稲妻は逃げ場所を失って いつまでも体内を駆け巡っていた。 いつも真実しか語らないその瞳にも、電気が流れていて、ギラギラと輝いていた。 「いいこと思いついた!」 彼女は喜びと電気を全身に走らせて、歓喜の表情で僕の手を握った。 バチッと僕の手にも静電気が走ったけど、彼女はそんな僕の様子を全然気にせずに 静電気で髪の毛を逆立たせてなお抱きつこうとしたけど 僕は丸焦げだけは避けたかったので、それだけは断った。 「えっとね!えっとね!電話!電話!」 彼女は入学式を終えたばかリの新入生のように興奮して同じ言葉を連呼した。 「電話がどうしたのよ」 僕は彼女のあまりの興奮した姿に押されてしまってオカマのような口調で言った。 「えっとね!あなたの部屋、電話があるでしょ!それ使うのよ!」 「そっか!電話を使うのか!」 「まだ何も言ってないでしょ!」 まだ何も聞いてなかった。 「あなた、私と付き合う時に絶対変わるからって言ったくせに全然変わってないでしょ。 変わったのは季節とテレビのドラマだけ。あなたは何にも変わっちゃいない。 髪の毛はいつだってボサボサだし朝は何時になっても起きようとしない。 そこで私は考えたの。電話を使おうって。電話であなたを変えてみせようってね」 彼女はどんなテレビドラマの「つづく」の場面に出てくる 次週への謎を残すような含み笑いよりも現実的な含み笑いを浮かべた。 つづく。 |
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