2002年04月05日(金)  雨降らぬよう。
僕はキミに、何も求めない。不必要な要求はしない。
求めるとか求めないとか。そういう支え合いは好きじゃない。
あなたがいないとダメとか、キミじゃないとイヤだとか。
そういう関係は、いずれ曇る。いずれ雨が降る。いずれ錆びる。
 
僕たちはいつまでも錆びない為に、雨が降らぬように努めなければならない。
雨が降らないようにするためにはどうしたらいいだろう。
答えは簡単。
必要以上に相手に我が身を委ねないこと。
身を委ねることは心地良いことかもしれないけど、そういう関係を続けていくと
往々にして、理想が先走ってしまう。理想が、現実を追い抜いてしまう。
 
その開いてしまった理想と現実との間に空間ができ、やがてその空間の空気が歪み、
青かった空が厚い雲で覆われる。そして、理想と現実の間に黒い雨が降る。
その空間に知らぬ間に佇んでいる2人は、空を見上げること以外何も出来なくなる。
絶望と、悲哀と、罪業と、落胆の雨に打たれて立ちすくむだけ。
 
だから、僕たちは雨が降らないように、現実と理想の隙間を作らないように、
常に手を繋いで、離れないように、
しかし、委ねないように。
 
左手で手を繋ぎ、右手に銃を持って。

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