2002年04月02日(火)  壁際族。
看護婦さんに僕の口癖を指摘された。
 
「任せて下さい」
「大丈夫です」
「別にいいですよ」
 
これが僕の口癖。指摘されると、ああそうかもしれない。と思う。
この言葉は僕の仕事上の立場を如実に表している。
 
共通しているのは、全て肯定の意味の言葉ということである。
ある種の負担に対して述べられる僕自身の見解である。
 
この書類今日までに書いて欲しいんだけど。
「大丈夫です」
 
今度の委員会の司会して欲しいんだけど。
「任せて下さい」
 
こんな遅くまで残業しちゃって大丈夫?
「別にいいですよ」
 
僕は主任という立場にいながら、まったく下に対して指示を出さない。
「威厳なき主任」と後輩から言われようとも、「地位も名誉もなき男」と同僚から言われようとも
僕は全然気にしない。
 
ある仕事を頼まれて、上記の3つの言葉で、その負担を僕でストップさせる。
僕が全て受け持つ。抱え込む。吸収する。
殺伐とした空気を一人で吸い込み、無数の針が襲ってくるような刺激を一人で耐える。
 
僕が犠牲になって、世の中が丸くなる。世の中が丸くなって後輩がつけあがる。
 
「先輩、今日飲みに行きましょうよ」
「行かない。疲れてるんだ」
「ウソ!?メチャクチャ元気じゃないですか!」
 
相手にバレないくらいが丁度いいのだ。
 
僕の職場での立場は、「窓際族」じゃなくて「壁際族」なのだ。
あらゆる事象よ。ここから先は行き止まりだよ。

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