2002年03月24日(日)  無関心。饒舌。愛の言葉。
スクーリングの講義の時、
教授が「愛情の対義語は何か?」という質問をした。
皆、「憎悪」と答えた。
僕は「無関心」と答えた。
教授は僕を指差して「その通りです」と答えた。
 
「その通り」の意味はよくわからないけれど
(それはたまたま教授の概念と共通した一事項に過ぎない)
「愛情」の対角線上に「無関心」が鎮座しているのは間違いない。
 
「あなたの愛情は『無関心』の愛情なのよ」
 
と言われたことがある。
それを聞いたとき、はじめ意味がわからなかったけど、
その言葉を心の引き出しにしまって、バスや電車に乗っているとき
引き出しを開けて咀嚼してみると、
あぁ。なるほど。
と思うようになった。
 
「妻が美容院に行って、少しでも髪型を変えて帰ってくれば、亭主はその髪型について
『キレイだね』『サッパリしたね』など、声を掛けるべきである」
 
と教授は行った。それが愛情なのである。
僕にはその一言が、その言葉を出すまでの過程が決定的に欠如している。
 
彼女の髪型が変わったことなんていたことがない。
彼女の洋服が春物に変わったことなんていたことがない。
 
彼女に「今日の夜何してる?」なんて聞いたことがない。
彼女に「昨日の夜どこ行ってたの?」なんて聞いたことがない。
 
しかし「無関心」によって、「愛情」全てが否定されるのは
なんだか居た堪れないなぁ。
  
「好きだよ」って思いついた時に言ってるだけじゃ駄目なのかしら。
言葉で愛情が評価されるのならば、僕はいくらでも饒舌になることに情熱を注ぐだろう。
 
ほら、ゴスペラーズも歌ってるよ。
♪愛してる〜って最近 言わ〜なく な〜ったのは〜♪
あら。続きの歌詞忘れちゃった。

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