2002年02月18日(月)  詮索。
その人の全てを知りたいだなんて、そんなの無理だよ。
 
恋愛はね、その人の全てを知ろうとするから無理が生じるんだよ。
僕は、昔からそういうのは諦めているんだ。
性急に相手を理解しようとしない。
 
相手を、自分なりの考えで、言葉で、定義付けようとするからいけないんだ。
自分の型に相手をはめこもうとしてるでしょ。
三角の穴に四角の積み木をはめこもうとしてるでしょ。
 
人の性格って、イメージって、1つの言葉で定義付けるのは無理なんだ。
そういうのはね、実体は存在しないんだ。
仮に存在していたとしても、それは深い霧に埋もれてるんだ。
深い霧は、決して晴れない。手を伸ばしても実体には届かない。
 
要するに、諦めるんだね。そういうことは、諦めるんだ。
別に無理に相手を知ろうとしなくたっていいじゃないか。
僕はね、僕は多分、極端だろうけど、今の彼女の苗字を1週間も知らなかったんだ。
昔の彼女は1ヶ月、名前だけで呼んでいたこともあった。
本名も知らない、住んでるところも知らない女性と何ヶ月も付き合ったこともあった。
 
別に名前も住んでいるところも必要性を感じなかったんだ。
相手を詮索しないこと。
これは良いことか悪いことかよくわからないけれど、
僕は詮索しないことにしている。詮索しなくたって話すことはいっぱいあるから。
 
急がなくていいよ。霧はね、完全には晴れないけれど、
時間が経つと、霧の中の実体は少しずつ見えてくるから。
 
走らなくていいよ。僕達にはまだ時間がいっぱいある。
道端の小さな花を眺めながら歩いていこう。
 
慌てなくていいよ。
だからそんなに急いで手を伸ばさないで。

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