2002年02月06日(水)  威厳とプライドと骨付きカルビ。
昨夜、職場一大食いの後輩と、職場一少食の僕がフードバトルで対決した。
 
敗者は勝者に1週間、タバコをおごり続けなければいけないという過酷なルール。
僕とこの後輩は何かと争いたがる。周囲の冷めた目なんて気にしない。
 
「たまには君の土俵で勝負してやるよ」僕がいつもの余裕に満ちた表情で言う。
「じゃあフードバトルで勝負ッス!!」後輩が体育会系のゴツイ胸を張って言う。
「!!!それは君の土俵すぎる」絶望を交えた声で僕が言う。
「関係ないっっス!!」最後はいつもこれだ。
 
というわけで仕事帰り、焼肉食べ放題の店へ行く。
もう1人の後輩がジャッジを務める。1900円払って席に着き、
僕はズボンの上にハンカチを敷き、後輩は腕まくりをする。
睨み合う2人。とことん馬鹿な2人。
 
もう1人の後輩がかしこまった口調で話す。
「どちらかが食べきれなくなるまで勝負を続けます。
料理は僕が持ってきますのでそれを食べてください。それでは始めます」
 
そしてタバコとくだらないプライドを賭けて壮絶な勝負が始まった。
 
●メニュー一覧(1人当たり)●
日本昔話級大盛りご飯2杯。
和牛ロース1皿。カルビ1皿。骨付きカルビ1皿。牛ハラミ1皿。
コロッケ2枚。エビフライ2尾。キムチ1杯。シューマイ5個。
ネギトロ10個。いなり寿司3個。トロ3個。
プリン2個。水饅頭2個。バナナ1本。ショートケーキ2個。コーヒーゼリー3個。
ソフトクリーム1個。グレープゼリー2個。ピリ辛ソーセージ2本。サラダ1皿。フライドポテト1皿。
コーラ1杯。烏龍茶2杯。オレンジシャーベット1杯。
 
時々奇声をあげる後輩。黙々と食べる僕。
黙って席を立つ後輩。トイレへ小走りする後輩。帰ってこない後輩。
心配になって様子を見に行くもう1人の後輩。
 
「泣きながら吐いてました」
 
すかさず報告しにくる後輩。涙目で帰ってくる後輩。
「参りました」敗者宣言する後輩。
後輩に、フードバトルで勝利した。
  
「肉もプリンも何もかも吐いてしまったッス!
この苦い思い出でプリンが嫌いになったら洒落になんないッス!
プリンを嫌いにならないために、最後にゆっくりと味わって食べるッス!」
 
と、妙な理屈で涙目で「ウッ、ウッ」と言いながらゆっくりとプリンを食べる後輩を見て、
なんだかすごく憐れに思ってしまった。

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