2002年01月27日(日)  衝動的鍋。
休日。午後起床。電話。
  
「ねぇ〜なにしてんのぉ〜」
 
ジャイアンだ。間違えた。友人だ。どうやら友人も休日の時間を持て余しているらしい。
 
「今からビデオ返して、コンビニで昼ご飯買いにいこうとしてる」
「じゃあヒマなの?」
「忙しくはない」
「おっ、あいつもヒマだってさ!(ヤッター!!)」
 
受話器の向こうからもう1人の声が聞こえる。スネオだ。間違えた。もう1人の友人だ。
 
暇だから遊ぶ。というわけではない。
遊ぶから暇じゃなくなる。と考えるのだよ僕。
 
暇だから遊ぶ。という考えは、自己中心的な考え方。
遊ぶから暇じゃなくなるという考えは、思考の出発点に、先ず環境が存在するのです。
 
思考の出発点に、自分の都合から考え出すか、周囲の状況から考え出すかによって、
その後の行動も随分違ってくる。
 
昼は外食したので、夜は僕の家で何か買って食べようという話になったので、
弁当を買いに行く。弁当屋まであと数メートル。
 
「ナベ!!!」
 
突然友人が思い出したように叫ぶ。
「は!?」
「ナベ!!!」
「はぁ?」
「鍋しようよ!」
 
女心と冬の空。
もう1人の友人も安易に同意する。
「ナーベ!ナーベ!ナーベ!ナーベ!」
車の中で連呼する25歳独身女性2名。
 
近所のスーパーで買物をする。
衝動的な気分変動と、突発的な決断力を持っている友人達だが、
いざキッチンの前に立つと要領のいいこといいこと。
あっという間に鍋の完成。
 
ご飯はまだ炊けてないけど、待ちきれずに「いっただっきま〜す!」の挨拶。
5分後「ねぇ〜ご飯まだぁ〜?」
「ちょっと待っててね」暖房の効いていないキッチンへ行く僕。
「あと15分だって」
 
「おいしいね」
「おいしいね」
 
5分後「ねぇ〜ご飯まだぁ〜?」
「ちょっと待っててね」床がとても冷たいキッチンへ行く僕。
「あと10分だって」
 
「おいしいね」
「おいしいね」
 
5分後「ねぇ〜ご飯まだぁ〜?」
「ちょっと待っててね。っていうか自分で見に行けよ!」
「えぇ〜だって寒いしぃ〜」
「ちくしょう」暗い中、炊飯器の湯気を頼りにキッチンへ行く僕。
「あと5分だってさ。っていうか肉ばっか食うなよ!」
 
「おいしいね」
「おいしいね。キャベツ鍋」
 
僕の豚肉は、ご飯が炊き上がる頃には、鍋の中から消えていた。

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