2001年12月25日(火)  たまには白ワインを飲みながら。
そしてクリスマス。今夜は友人2人とフランス料理。
年に一度のクリスマス。クリスマスくらいは友人たちにもプレゼントしようと思った。

1人の友人には少し変わった形の壁掛け。額の中に立体的なオブジェが・・・
いまいち説明できないけど、一言でいうと可愛らしい壁掛け。
  
そしてもう1人の友人には、
 
ティファニーのネックレス。
 
夕方4時。仕事中の友人からの電話。
「仕事が遅くなりそうだから今から1人でネックレス買いに行って」
涙が出そうになった。
 
今夜はフランス料理なのに、コインランドリーの洗濯物がなかなか乾かなくて、
少し遅れて到着。友人達はふてくされた表情。
僕の両手にはプレゼント。
 
「はい、たまには僕からもプレゼント」
 
ロウソクと小さな黄色い灯りのみのささやかな光の中で
友人の猜疑の目だけが際立って光っていた。
「どうせ忘年会の景品でしょ〜」
 
この友人が、本当にクリスマスプレゼントだと理解するまで、
――これは、純粋な気持ちで、貴女に贈る、クリスマスプレゼントです――
約5分間、僕は説明し続けた。
 
一方、ティファニーのネックレスを貰った友人は、
待ってましたとばかりに目を輝かせる。
生涯3度目のティファニーを、まさか、友人に、しかもクリスマスに贈るとは思わなかったけれど、
なんだか、本当に喜んでいたので、
 
贈ってよかったな。
 
と、思ってしまった。年に一度のクリスマスなんだし。
 
メインデッシュの牛肉の赤ワイン煮とデザートのチーズケーキと焼きプリンを食べる頃には、
満腹の至福感に満たされ、
ワインもすすみ、
ほろ酔い気分で饒舌になり、
店員の料理の説明も適当に聞き流し、
グラッツェなど、意味のわからない言葉を繰り返し、
 
僕のクリスマスは終わった。
 
友人からは“Spiral Heart”という刻印の入ったZippoを貰った。
意味がいまいちよくわからなかったので、部屋に帰ってから調べてみた。
 
「人間の様々な渦巻く感情のこと」
 
あぁ、なるほどね。メリークリスマス。

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