2001年12月17日(月)  人ノ間ヲ信ジラレ不
「あなたは人間不信じゃないかしら」
 
と、君は言ったけれど、それはどうかな、と思う。
― 人ノ間ヲ信ジラレ不 ―
多分、それは間違いではないと思うけど、正解でもない。
 
人は何かしら人間不信の部分を持っているのです。
君だって職場の同僚に対する愚痴を延々と話すでしょう。
 
「あなたは他人のことも自分のことも全然話さない」
 
他人のことは関心がないわけでもないけど、
その人の知らない場所でその人の話をするということの意味は?
― 人ノ間ヲ信ジラレ不 ―
自分のことを話さないということは、
自分のことを話しても、別に面白くないでしょう。
 
「ただウンウン肯いてるだけ」
 
ウンウン。僕は頷いてるだけ。君の話は面白いから。
 
「話はいつも一方通行」
 
別にいいじゃないか。君の言葉は全て僕の胸に留まっている。
いいよ。もう、いい。店を出よう。
 
僕は君に何を話せばいいんだ。
今日は朝起きて仕事行って家帰ってご飯食べて風呂入って寝ました。
おそらく明日もこの通りです。今日も滞りなくマニュアル通りに一日が終わりました。
これで、いいですか。
 
毎日毎日毎日毎日、君に何を報告すればいいんだ。
変化を求めてるの?刺激を求めてるの?
ん。僕には無理です。
君が永遠を求めているのならば、変化も刺激も求めないで。
 
相反するものを同時に求めないで。
 
― 人ノ間ヲ信ジラレ不 ―
 
人間不信だなんて、言わないでくれ。

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