2001年12月15日(土)  猿のような1日。
早朝5時半起床。今日は登山の日。そして福岡出発の日。
休日に5時半に起床するなんて、(もう12月だけど)今年になって初めてのことだ。
休日に早起きすると、なんだかすごく損をしたような気がする。3文の得もあったものじゃない。
 
婦長さん、主任さん、そして後輩2人。
今日登る山は、去年の今頃、昔の彼女と一度登った。
頂上を見渡す彼女の横顔と、ビールの美味さは今でも忘れない。
 
午前9時、登山開始。午後12時30分、登頂。午後3時30分、下山。
過程を省いてしまったけど、とても楽しかった。
婦長さんと主任さんをフォローしつつ登頂を目指した。
僕は下山の時も、全く疲れることなく、歳柄も考えずに木登りなどしたりして
木の上から猿山のボス猿の如く、後輩に威厳を示していた。
 
「僕は昔から木登りが得意なんです」
と、だからどうした的な自慢をしていたその時、
 
木の枝から足を滑らす。
 
2メートル弱の木から落下。ボス猿は木から落ちた。
身体を気遣う婦長さん主任さん。大爆笑の後輩2人。
右肘と右大腿部を負傷する。滑らせた時は、本当に死ぬかと思った。
 
下山した後も、体力の有り余る後輩2人と僕は、
長い階段を見つけて、誰が一番先に登りきるかという
やってどうする的競争などをしていて婦長さんや主任さんを困らせていた。
 
下山後、近くの温泉に入り身体を休める。
温泉自体、極楽だったけど、浴室の壁に貼ってある温泉の紹介文の文法が目茶苦茶だった。
 
午後7時30分。僕は駅のプラットホームに立っていた。
午後11時。僕は福岡の地に立っていた。
午後0時。僕は、窮屈すぎるカプセルホテルのカプセルに入りながらこの日記を書いている。
 
近未来といえばそんな感じもするが、悪い意味では素っ気なさ過ぎる。
人間味がこれっぽっちも感じられない。
 
午前0時。明日の試験勉強を1分もしていない僕は、
今から小さなカプセルの中で教科書を開く。

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