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| 2001年12月10日(月) 賢者の椰子。 |
| MIUさんと「ハリーポッター」を観に行った。 お昼前に待ち合わせ。僕はまたもや待ち合わせ時間に遅れる。 もしかして僕は時間にルーズなのかもしれない。 池女さんを空港に送る時は、事故の渋滞に巻き込まれ、 今日は、松の木伐採の工事に巻き込まれた。 道の真中で堂々とトラックを止め、松の木を伐採している。 「クリスマスツリーに使うのよきっと」 とMIUさんは言った。本当にそうなのかもしれない。 12月に松の木を伐採する理由はそれしか考えられなかった。 映画の前に食事に行った。パスタを食べる。 「僕がご馳走する」と言って、伝票を手に取り、レジの前に立った。 「1700円です」僕は財布を取り出した。2000円しか入っていなかった。 顔に出ない程度に狼狽する。2000円しか入っていなかった。 銀行に寄ることを忘れたのだ。 いや、銀行には寄ったけれど、ATMに並ぶ人数を見て諦めたのだ。 僕がお金を下ろす順番が回ってくるには、 コインランドリーの乾燥機で毛布が余裕で乾くくらいの時間が必要だった。 他の銀行に行こう。 そして他の銀行に行くことなどすっかり忘れてパスタをご馳走する所持金2000円の馬鹿男誕生。 食後、近くの銀行に寄って財布に潤いを与える。 そして映画へ。 「ハリーポッター」 僕は映画を観に行くときはだいたい原作を読んでから行くのだけど、 今回はあえて原作を読まなかった。 原作を読んでから映画を観る楽しさは、想像力と映画とのギャップを楽しむことだが、 映画を先に見てから原作を読んだ時、新たな想像力が追記されるのではないかと思ったからだ。 今回の映画はメルヘンな内容なので、尚一層、想像力を養わなければならなかった。 僕のメルヘンに対する想像力は、ものすごく貧弱なのだ。 魔法使いは鷲鼻のお婆さんと直結している。ごく一般的な想像力。 これでは原作読んでも楽しめない。だから映画で貧弱な想像力に映像を焼き付ける。 映画の内容。僕は傍目をそらすこともなく、スクリーンに喰い入った。 ガンバレポッターマケルナポッター。 朝起きて1杯、車内で1杯、食後に1杯、コーヒーを飲んだけど、 尿意を催す時間さえ与えずに最後まで心躍らされた。 映画を観た後、歩きながら感想を話し合う時は映画の隠れた楽しみの一つといえる。 僕は一人の子役に注目した。ポッターの親友、ロン。君の顔は子役顔ではなかった。 |
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