2001年11月22日(木)  小人、洗濯物、視野狭窄、酒、友。
休日。朝から細々とした用事が重なって、食事を摂る時間もなく、
ふと、時計を見たら午後1時。
洗濯機には朝入れたままの洗濯物が溜まり、
シンクには昨夜入れたままの食器が溜まっている。
 
深い溜息をつく。僕はいつまで1人で家事をこなさなければならないのだろう。
かといってまだ結婚はしたくないし。
 
洗濯物も食器も放り出してソファーで横になっていたら、突然、偏頭痛が始まる。
偏頭痛持ちの人にはわかるこの痛み。
例えるならば、僕の側頭部に意地悪な小人が入りこんで常に金槌で思いきり叩いているような痛み。
僕は偏頭痛が始まる前に、目の前に閃光が現れ、視野狭窄が始まる。
これが始まったら、もう、おしまい。その日1日は頭痛との闘いになる。
 
もう、何もする気がしなくなって、そのままソファーで夜まで眠る。
携帯の呼び出し音で目覚める。夜8時。電話をとらずに留守電を聞く。
「今から出るから準備しててね」
友人だ。今日は飲みに行く約束をしていたのだ。
 
重い体を起こして、顔を洗って歯を磨く。小人はまだ僕の側頭部を叩きつづけている。
 
友人5人で酒を飲む。
「なんだか盛り上がらないねぇ」久々に会う友人が言う。
「こんなもんだよ」僕達はもう25歳なのだ。
 
僕は11時には家に帰って、大学の試験勉強をしたかったのだが、時計を見るともう0時をまわっていた。
「やれやれ」とトイレで呟いてテーブルに戻り、4本目のコロナを注文する。
 
小人はずっと金槌を振りかざしている。
今日は憎らしい小人のお陰でゆっくり飲めなかったので、
今度は小人と時間を気にせずに酒を交わしたい。
 
僕は、何よりも、この友人達が、必要なのだ。

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