2001年11月13日(火)  心の余裕と相手への気配り。
大学のレポート提出が迫っているので朝からレポート作成。
太陽の光を浴びないせいか、正午近くに突然息苦しくなる。やはり人間も光合成は大切なのだ。
それでも光合成を無視してレポート作成を進める。
 
夕方に買い物帰りの主婦の友人が遊びに来る。
僕はインスタントコーヒーを出して、当り障りのない話をして、
すぐレポート作成の続きにとりかかった。
僕があまりにも話をしないので、手持ち無沙汰の友人は溜まった食器と、
汚れた浴室を洗ってくれた。
 
「それじゃ、帰るね」
「あ、そう。ごめんね今日あんまり話できなくて」
「いいよ。しょうがないもん。じゃ、勉強頑張ってね」
「あ、髪切ったの?」
 
友人は頬を膨らます。
 
「髪、見てもらいたくて来たのに」
 
この友人と知り合って、もう何年も経つが、ずっとロングヘアーだった。
友人は少女のように、バッサリと髪を切っていた。
今日の僕は、そんなことさえ気が付かなかった。
 
僕は、昔から女性の変化について疎いところがある。
化粧を変えても、パーマをかけても、髪をショートにしても、
その変化に全く気付かない。
女性と食事して別れた後、どんな服装をしていたかさえ思い出せない。
 
しかし、ちょっとした仕草や、表情や、言葉はいつまでも覚えている。
どっちが良いかといえば、やはり前者の方が女性には喜ばれる。
僕はあまり女性には喜ばれない。
嫌われもしないし、喜ばれもしない。
 
もう少し、自分自身に余裕があったら、僕も少しは変わるかもしれない。
 
自分自身にもレポート締め切りの時間的にも余裕のない僕は、
近所のOLの友人を仕事帰りに呼んで、レポート作成を手伝ってもらった。
 
余裕がないけど、試しに言ってみる。

「・・・髪切った?」
「切ってないわよ」
 
やっぱりね。

-->
翌日 / 目次 / 先日