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| 2001年11月09日(金) パインと常識 メロンとプライド |
| 今まで誰にも触れられずに築いてきた僕なりの常識が突然覆されることがある。 落花生は小さな木の枝にぶら下るように実っているのかと思っていた。 カボチャは土の中でおとなしく春を待っているのかと思っていた。 メロンはメロンの木の枝に実り周囲に甘い空気を漂わせているのかと思っていた。 パイナップルはヤシの木に実っていて南国のトロピカルの代名詞的存在として 観光地のあらゆる所でその多大なる存在感を示しているのかと思っていた。 大豆の幼い姿が小豆かと思っていた。 そら豆とえんどう豆の明確な区別さえ説明できなかった。 高校で情報処理を学び、専門学校で看護を学び、通信大学で心理学を学んでいても、 落花生とカボチャとメロンとパイナップルがどのようにして実るかさえ、僕はわからなかった。 豆腐は大豆でできていて、大豆は豆腐でできていると思っていた。 僕は世間に対して、自分のプライドを晒し出さない方なので、 今日も思いきり看護婦さんに罵倒された。 「そんなことも知らないの!?」 「そんなことも知りませんでした」 「今すぐパイナップルとメロンに謝ってきなさい!」 「そんな無茶な」 僕のプライドは2重ロックで相性番号を入力しなければ開かないタイプなので、 この程度の罵倒はへっちゃらだ。 ただそんな常識を知らなかった事への自分自身への苛立ちを感じた。 なぜ僕は今までパイナップルはどのようにして実るのか、など真剣に考えなかったのだろう。 トイレに座っている程度の時間があれば充分だったはずだ。 勝手な先入観が、考察というプロセスを無視して常識に変化している。 僕は、今回の件の他の事に関しても、 先入観がそのまま常識に変化している例が存在しているのかもしれない。 これは、結構、危険なことだと思う。 今度、トイレに座ったときに、よく考えてみよう。 |
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