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| 2001年10月08日(月) 【ぜ】 絶対 |
| 僕と友人は「フォレスト・ガンプ」も見終えてしまったので時間を持て余していた。 友人は寝転んで両足でぬいぐるみを挟んで上げたり下げたりしていた。 僕は部屋の隅に体育座りをして、その憐れなぬいぐるみをぼんやりと眺めていた。 「ねぇ、あなたの頭スレスレに打ってもいい?」 友人は、そばにあった輪ゴムを指に器用に巻いて、鉄砲の形を作った。 「駄目だよ。危ないよ」当然の如く僕はその要望を拒否した。 「絶対当たらないから」友人は自身満々に言った。 「駄目だよ。あぶな 」 パチッ。 「痛たっ。何すんだよ」輪ゴムは僕の首筋を捉えた。 「ごめんなさい。痛かった?」 「野暮な質問を、するな」 「絶対当たらないって思ったんだけどなぁ」 「そもそも世の中に『絶対』なんて存在しない。」 「絶対に?」 「うん」 「じゃぁ存在するんじゃん。絶対に『絶対』が存在しないんだったら、絶対は存在するってことでしょ」 「あ、ホントだ」 「そうよ」 しばらく沈黙が続いた。僕は頭を掻き続け、友人は僕のタバコを吸った。 「君は、頭がいい」 「あなたが悪いだけよ」 輪ゴムを首筋にはじかれた挙句、頭が悪いとまで言われてしまった。 「あのさ・・・」 何か言い返そうと思ったけど、頭の悪い僕は何も思いつかなかった。 |
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