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| 2001年08月28日(火) 「へちま」を考える。 |
| 化粧品の広告を見ていた。 僕は一般的な男性なので、特に化粧品に強い興味を示しているわけではない。 むしろ、日本の構造改革と同じくらい化粧品には無関心である。 化粧品の広告を見る度に女性は本当に大変な生き物だと感じる。 ある程度の規則正しい生活を送っているとたいして気にならないはずなのに、 「くすみ・乾燥・ざらつきが気になる肌にこの1本!」を買わなければならないし、 3食欠かさずペロリと食べて、間髪入れず間食などして十分元気なはずなのに、 「たっぷりコラーゲンで元気を取り戻すこの1本!」を買わなければならない。 化粧品の会社に勤めている友人に一度、そのような事を尋ねたことがある。 「あんたは男だからわかんないのよ!女性はねえ・・・云々」 と説教を含んだ化粧品に関する教育を受けたことがある。 僕は別に化粧品を買うことが悪いと言っているのではない。 化粧品を買う女性って大変なんだな。と素直に感じているだけである。 昔、化粧にひどく凝っている女性と付き合った事がある。 近所のスーパーに出掛けるだけでもいちいち鏡の前に座って、 これじゃないわ。あぁこれは違うわ。これはこれと相性が悪いのよ。 など1時間も2時間も独り言を言っている女性だった。 毎晩寝る前、頬にキスをする度、ひどく妙な味がしたものだった。 「キミは寝る前にいったい何をしてるんだ」と問うと、 「へちまよ」と彼女は言った。寝る前に鼻歌を唄いながらベタベタと「へちま」を塗っていたらしい。 「へちま」が彼女にいったいどのような影響を及ぼすのかまったくわからないが、 彼女曰く「へちま」を塗ると「肌が長生きする」らしい。 「肌が長生きしても22歳は22歳でしょ?」「22歳が18歳になるのよ」 別にいいじゃないか。22歳は22歳の肌をまとっていればいいんだ。 「へちま」が理由かわからないけど結局彼女とは別れてしまったが、 今でも化粧品の広告を見る度に、 彼女が鼻歌を唄いながら「へちま」を塗っていた事を思い出す。 あの時の彼女の後ろ姿は、 血眼になって新作の化粧品を探し求める世の女性とオーバーラップしてならない。 時々、化粧品を購入している女性をみかけると、 この女性も寝る前に「へちま」を顔全体に塗って、 緑黄食野菜的味覚のするキスを彼氏に提供しているのだろうか。と思う。 |
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