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| 2001年08月03日(金) 池袋 4 |
| 今日から福祉系の講義。 福祉系は大の苦手。全然面白くない。 心理系と比べて、自分の考える余地がない。 講師が言うことを、そのまま覚えなければいけない。 というわけで、講義開始と共に僕の目は、 鯛の生き造りを全て食べ終わってしまってから見る鯛の目のように、 息絶えてしまった。 講師が言うことが頭には入ってくるが、それを解釈しようとしない。 講師の言葉は、頭の中でしばらく回り続けて、ふっとどこかへ消えてしまう。 そして、その頭の空席を見計らってまた次の難解な言葉が頭の中へ入ってくる。 そして、それを追い払う。 おい、追い払っちゃダメじゃん。 10分間の短い休憩時間。 講義の時と全く変わらない姿勢で無表情で座っていると、声を掛けられた。 振り向くと、先々日より登場している高校教師。 昨日に引き続き、今日も同じ講義を選択していた。 「ほら、見て、目が死んでるでしょ。あの講義の内容じゃ、目だって死にます」 僕は同じ姿勢で表情を変えずに言う。 「私もこの講義、つら〜い」 そう言う割には、その後の講義で、ものすごく難解な質問をいくつかして、 講師を困らせていた。 講義が終わり、駅まで一緒に帰った。 彼女の言う言葉一つ一つに、想像を絶する知識が眠っていて、 その知識を刺激すると、それは元気よく、 よくぞ起こしてくれました! と言わんばかりに、次々に新鮮な言葉に形を変え、口から発せられる。 彼女の言葉は、歩く私たちの後ろにそびえ立つサンシャインビルのように、 高くて、大きくて、手を伸ばしても、届くはずもなかった。 |
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