2001年07月14日(土)  セミと一緒に泣きましょう(中編)
友人。24歳。うちの近所の会社のOL。

あいつに頼もう。

とりあえず、レポートの下書きを終わらせる。レポートの内容に自分の考察など述べるひまはない。
偉い学者さんが書いた尊い言葉をそのまま掲載する。俗な言葉でパクる。パクパクパク。
時計を見る。12時30分。昼休みの時間だ。

友人に電話する。
「助けて下さい。なんでもするから。なんでもってことでもないけど」
こういう比喩が入った言葉に現実味のスパイスを入れる。そんなこと考えているひまないのに。
「なんでもー!?」友人が受話器で叫ぶ。
「なんでもー!?」って言葉が「ランデヴー!?」と聞こえた。慌てているのだ。

「僕が書いたレポートの下書きを、パソコンで清書してほしい。

会社で。しかも今日中」

「なにいぃぃ!?」友人驚く。そりゃそうだ。僕も逆の立場だったら驚く。
「なんでもするから」必死に懇願する。
「なんでもー!?」そして会話は繰り返される。

郵便局は7時に閉まる。7時までにこの32枚のレポートを提出しなければならない。
友人、しぶしぶ承諾する。さすが!頼りになるね!!
レポートの見返りに恐れながらも、切羽詰まっている私は、友人にレポートを届けるのであった。

外では梅雨明けを知らせるミンミンセミが鳴いていた。
いや、泣いていたのかも。

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