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| 2001年06月27日(水) 金のヒツジ(中編) |
| 「さて、どうしよう。どうしよう。あと3日で金のヒツジなんて見つかるのだろうか」 大臣は城の廊下を行ったり来たりしています。 「町外れの牧場の羊飼いに頼んでみてはどうでしょう」家来が言いました。 「井戸の中に住んでいる魔法使いに頼んでみてはどうでしょう」もう1人の家来が言いました。 「よし、そうしよう。2人とも呼んできてくれ」 家来達は走って羊飼いと魔法使いを呼びに行きました。 町外れの羊飼いが城に呼ばれました「こんにちわ大臣さん。どうしたと言うのですか」 町外れの羊飼いはいつもニコニコしています。 井戸の中の魔法使いも城に呼ばれました「いったい何の用だ。わたしは忙しいのだ」 井戸の中の魔法使いはいつもイライラしています。 「君たちを城に呼んだのは、ある頼みを聞いて欲しいのだ」 「なんでしょう。私にできることなら」ニコニコしながら羊飼いが言いました。 「なんだ頼み事とは。さっきも言ったが私は忙しいのだ」イライラしながら魔法使いが言いました。 「実は金のヒツジの毛皮のコートを作ってほしいのだ。礼はなんでもする」 「おやすいご用です」羊飼いが言いました。 「なんだ、頼みと思ったらそんなことか。フン。簡単なことだ」 「おお!なんと頼もしい!ではよろしく頼む。3日間で仕上げてくれ。王の命令なのだ」 「3日間!?」羊飼いが驚いてそう言いました。 「3日間だなんて無理です。金のヒツジをつくるには、サラダ山の山頂にいるニワトリが生む金の卵と、 トカゲ丘のほとりに流れるナマズ川の金の水を飲ませなければ金のヒツジにならないのです。 たとえ金の卵と金の水があったとしても、金のヒツジになるには最低5日はかかってしまいます。 3日間だなんて・・・」町外れの羊飼いは困ってしまいました。 「ふん。私は明日にでも金のヒツジのコートを仕上げてきてやる」井戸の中の魔法使いが言いました。 |
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