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| 2001年05月24日(木) 報告君(前編) |
| 部屋で発泡酒を飲みながらナイターを見ていると、天井から報告君が降りてきた。 「こんばんわ。報告君です」 僕は、仕事で疲れているので、無視してナイターを見続けた。 「こんばんわ。このとおり報告君です」 わけのわからないことを言うので、僕はまた無視した。あ。松井がホームラン打った。畜生。 この報告君、背の丈約10センチ、人間の形をしているが、顔だけ魚の形をしている。 マグロだろうか。いや、カツオにも見える。僕は魚に関してはあまり詳しくない。 もしかしたらスケトウダラかもしれない。別に何だっていい。 それとパンダのような尻尾が生えている。しかし半ズボンに尻尾がついているので、 それは半ズボンについているオブジェかもしれない。これも別に何だっていい。 そして空を飛ぶ。飛ぶというか浮く。 なんだか水の中で溺れているような格好で手足をバタバタさせながら不格好に浮く。 そして私の部屋の天井にすんでいる。 「こんばんわ。背に腹は変えられぬ報告君です」 ますます意味がわからない。 テレビではジャイアンツが今夜も金に物を言わせた勝ち方をしたので僕は不機嫌になる。 そりゃ強いさ。成金球団。タレント球団。ミラクルもカラフルもヤクルトもあったもんじゃない。 「こんばんわ。あくまでも報告君です」 報告君はちょっぴり言葉の使い方がおかしい。そして自分の事を「報告君」という。 よく自分のことを「○○ちゃん」と呼ぶ女性がいるが、それと一緒だ。 結構、甘えん坊なのかもしれない。 「それでは、報告します」 そして今夜も始まった。 |
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