a hermitage

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2013年10月07日(月) 人生勉強

お久しぶりです。

この頃、毎回こんな始まりの気がします。
あとで、あとで、と思っているうちに
あっと言う間に月日が経ちます。



この土日、チビタが帰ってきていました。
まぁ、
珍しいことではありません、
月に1〜2度帰ってきてるし。。。


日曜の夕方に矯正歯科の予約をしていて、
予備校が土日休みなんで、
「土曜の夕方帰る〜、
 イオちゅん仕事終わったら、待ち合わせてご飯食べようよぉ」
こんな感じで。


セルフ・食べ放題の串揚げ屋さんにいきました。
前に友達と行って楽しかったから
イオちゅんもきっと楽しいよ!と誘ってくれました。

と言っても、予約も駅までのお迎えも私、
支払いも私なんですが。


串揚げ、面白かったです。
軟骨がコリコリと美味しかった。
私は、たこ焼きやたい焼きや、変なものばかり揚げてたけど
チビタは、
なすびやズッキーニや、野菜ばかり揚げてたな。

私が23本、
チビタが28本、
食べざかりの男の子とたいして変わらない本数食べてる自分に苦笑いだったけど、
よくよく考えれば
串揚げ以外に、私はケーキやアイスをたくさん食べたっけ!

完全にチビタよりたくさん食べています。。。




さて、寮生活をしているチビタ、
高校でも寮にはいっていたけれど、
やはり、まるっきり子ども扱いの高校の寮と、
食と住が提供されているだけで自分で責任を持たなければいけない今の寮とでは
だいぶ違うようです。
逞しくなりました。
色々な考え方はあるけれど、家から出すのは大きな人生勉強になると感じました。



朝晩の食事は用意されているけれど、
日祝は食事はありません。
各自で用意します。
ミニキッチンを使うこともできます。

食べに行くのもめんどくさいし、
高いし、
飽きてきたし、
ザ☆一人暮らし的に自炊もしたいし。

でも、週に1回では食材が余る。
1年だけの仮住まい(のはず!)に
調理道具や調味料を揃えるのもなんだし・・・
ということで、寮の友達4人と、当番制で食事を作ることにしているそう。

それぞれが持っている調理道具を借りあって作っているそうです。


先日、チビタの当番の時のこと、
A君B君C君に「できたよ〜、1人2百円です〜」と声をかけると
A君が「体調悪いからパス」と言ってきたそうです。

チビタ・B君・C君で食べました。
残しても仕方がないので、A君の分はB・Cの2人が食べました。

料金徴収すると、
A君「僕は食べていないから払わない」
B・C君「2百円と聞いているからそれ以上は払わない」


チビタとしては
「支度する前に断ったのならともかく、
 できてからのキャンセルなんだからA君が払うべき!
 
 払うと言われれば“食べていないんだからいいよ”と言うけれど
 自分から“払わない”と言うのはおかしいと思う。

 店でオーダーして、
 出来上がってから“いらない”なんて言っても払うもんだし。


 百歩譲ってA君が払わなくても良いとしても
 BCは3百円ずつ払うべきだと思う。

 絶対おかしい!」



「チビタ、2百円ごときでちっちゃすぎwww」

チビタ
「自分で稼いだお金ならこんなことでこだわらないよ!
 このお金は、僕のためにイオちゅんが働いて送ってくれたお金なんだよ!
 1円だって他の人のために使っちゃいけないんだよ!!」


良いこというなぁ、チビタ。
お母さん、涙が出るよ。
正しいよ、良い子だよ。。。

でも

めんどくせーーーーやつだなぁ。




チビタ
「今回のことで、甘いこと言ってたら世間では損をする!
 ありがとうとか、お互い様なんて言うは少数意見、
 図々しくした者の勝ちだってことが良くわかった!

 逆に僕がA・Bの立場になった時は
 申し訳ないから払うなんて思うのはやめる、
 同じようにうすらとぼけて払わない!!」


大笑いしながら「優しいチビタにそれが出来るかな」と聞いていたけれど
今の私の仕事への不満も、まさにこの通りだと気が付いた。

サボる人はサボりたい放題、
休む人も、周りの迷惑なんて考えずにシフトなんて無視して休む。
ダラダラやって時間がくれば定時で帰る人、
なんだかんだと理由をつけて、一切残業しない人・・・

「私だって帰りたいけど、仕事を残しておくわけにはいかないし」
「困った時はお互い様」
「頑張れば、きっと周りは見てくれている、
 いつか良いことがあるはず」

そう思って、精神的にも体力的にもキツイけれど頑張ってきた。

でも、感謝してくれてるなんて、自意識過剰に過ぎないんだよね。
だんだん「あの人にやらせておけば良い」って空気になってきている。
サボるのはいけないけど、
時給分の仕事をして、契約時間にはさっさと帰る、
これができない私が甘ちゃんなんだよね。



お互い様で助け合うのが正しい大人のやり方、
契約だからと空気読まずにさっさと帰るのは身勝手だと思っていたけれど、
チビタの話を聞いてから、後者の方が正しい気がしてきた。

思い返してみれば、私は世間知らずなのかもしれない。


若いころからチビタができるまで正社員として7年間勤めたところは
わりと「なぁなぁ」なところだった。

きっちりとした規律の基に働くというより、
家族ぐるみでみんな仲が良く、
お互い様的なところが大きく、
上司の判断でお給料が左右されていた。

若かったし、ワイワイと楽しくて残業も苦じゃなかったし、
頑張れば褒められて、ボーナスに色が付いて頑張りが目に見えていた。



チビタが生まれてから働いたパートは、
うっとうしいセンター長だったけれど、
今思えば、規則をきっちり守り小うるさいから
役割以外の仕事はないし、
仕事のできない人には容赦ない小言がとぶ。
頑張ればちゃんと本社に報告して時給に差をつけてくれていた。



今のところは、
大企業と言われる会社・不景気と経営悪化で慢性的な人手不足。
毎日現場を回すのがやっとで、
上司達はパートの管理まで目が届かない。

大きな組織での決まりだから
頑張ったからといって一人だけ時給が上がるなんてことはない。
逆にサボっていても、犯罪でも犯さない限り辞めさせることも無い。

個々を見てはいない、
「パート」というひとくくり、
仕事が回っていれば
「パートの人員が足りている」
仕事が滞れば
「パートが使えない」

それだけのことだ。

誰かが頑張っているから回っている、
誰かがサボっているから滞っている、
そんな風にはみていないのだ。



なんかね、吹っ切れた気がする。

今まで、自分が頑張っているから職場が回っているだなんて
おこがましい考え方をしていたから腹が立っていた。

不満に思うなら、恩着せがましく残業なんてしなければいい、
みんなと同じように
時間がきたらさっさと帰ればいい。

それでクビになるなら上等だ、辞めてやる。




長い間交渉を続けた勤務時間の変更がようやく叶って
10月から、契約が「9時〜17時」になった!

前は、「10時〜18時」という口約束、
契約上は「11時30分〜19時30分」だったから
「私18時までです」と言っても
なんとなく気が引けていた。

堂々と17時で帰ってやる!



人生楽しまなくちゃ!
40代も後半、体力のあるうちにやりたいことがいっぱい!
やりたくもない残業でクタクタになってる場合じゃないのだーーー!!!!











伊織 |BBS