| 2010年05月21日(金) |
協会を支えてくださった方とのお別れ (ぺたぺた) |
昨日、JR大阪駅前で、里親制度の広報のための「愛の手キャンペーン」を 実施してきました。 この「愛の手キャンペーン」は、大阪曾根崎ライオンズクラブのご協力によって、 最近は、年に2回実施できています。 里親制度をたくさんの方に知ってもらうため、里親制度を説明したチラシを、 小さなオモチャ(今回は動物のビニール風船や輪投げ、 メモとペンのセット、ブロック等)に貼って、合計3000個配布しました。 人通りも多く、オモチャを配るという物珍しさもあるのか、 1時間ほどですべて配布することができました。
このキャンペーンが継続できているのは、 大阪曾根崎ライオンズクラブのご支援があるからで、 協会は、30年もの間この大阪曾根崎ライオンズクラブのご支援を得ています。
大阪曾根崎ライオンズクラブと協会がご縁を持ち始めた当初から、 協会の活動に関心を持っていただいていたメンバーのOさんが、 つい最近亡くなられました。 Oさんは、ご自身が戦争に行かれ、たくさんの戦友が亡くなられた中、 ご自身は生きて帰ってこられたので、 その恩返しとして、社会に役立つことをしたいと思っておられたそうです。
Oさんや大阪曾根崎ライオンズクラブと協会の関係は、 以前からわさわさに色々と聞いていました。 ライオンズクラブとして、協会への支援は毎年していただいていたのですが、 Oさんと直接にやりとりすることはあまりありませんでした。 ただ、6,7年前からの数年間、おやこDEうんどう会の際に、 「運動会に参加する親子に食べてもらいたい」と、 Oさんの知り合いの会社から譲り受けた たくさんの食品を寄贈してくれていました。 Oさんからご連絡いただき、食品を取りに行った職員が、 寄贈食品の想像以上の量の多さに驚いて帰ってきたことを 今でも鮮明に覚えています。 その翌年ぐらいからは、Oさんの経営する会社の社員さんが、 運動会の会場まで、あふれんばかりの食品を トラックで持ってきてくださいました。 トラック到着後、少し遅れて、Oさんが会場まで来られ、 「まだ足らんか〜?」とニヤリと笑われるので、 「いえいえ、十分です!」と平伏すようにお礼を言いました。
今回の、「愛の手キャンペーン」では、ライオンズクラブの会長さんや わさわさから、改めてOさんの話をじっくり聞きました。 その話を聞きながら、私もごく短い年数ながらも、 Oさんとの関わりを振り返り、Oさんが協会の活動に関心を寄せ、 支えてくださっていたんだと強く感じました。
Oさんの思いを無駄にしないように、これからも頑張らないと!と 身の引き締まる思いになりました。 Oさんのご冥福をお祈りします。
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