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2003年10月15日(水)
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| 地震 |
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火曜日にTやんがメールでいきなり
「地震の時のカバンとか用意してある?」
と聞いて来た。 何をいきなり。珍しいこともあるもんだと思い、
「取りあえずのお茶とチョコと貴重品と靴が枕元にある」
と返しておいた。 Tやんには、「お茶を水に。チョコをカンパンに変更しろ」と言われたが 「生きていれば取りに来れるから」と変更する気は無かった。
翌日の水曜日。(これ書いてるのが木曜日) 朝7時から仕事で、午後には手が空いてしまった。 眠くて仕方が無かったのだが、自分を奮い立たせて生活に支障が出てきた電球の補充に出かけようと思った。 席を立った途端に電話が鳴り、社長に数分で終る修正を頼まれた。 終ってからディスカウントストアーに行って電球の値段にビックリしたり、無駄な抵抗と思いつつもL-システインが入っている錠剤を選びに選んで購入したりと。 計7千円近く浪費。その後、スーパーに行って食料品を買い込んで帰宅。
帰宅後、2階の部屋で臨時で使っていた電球を元の場所に戻し、新しいのを付け。 数年切れたままで放置していた台所の流しの上の電気も付けた。 点けてみると、異常に明るい台所になることを発見し、喜んでコーヒーを入れた。 それを手に持って二階に上がったところで。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ(もしくはドドドドドドドド)
って音に耳を傾けた。 まぁ、隣の二階には誰も住んでないが。セールスか新聞屋かが上がっていく音だろうと考えた。 そんな乱暴な上り方すんなよっとまで考えた。 で、一歩足を踏み出そうとした時、
グラグラグラ
と来た訳だ。 その時、私が何を考えたかと言えば。 手にもった入れたての熱いコーヒー入りマグカップを、どうしたらいいかという事だ。 咄嗟に真横にあるPC机に置きそうになったが、いやいや。ここに置いて倒れたらキーボードがおしゃかになると考えた。 現に、地震でもないのに今まで2つ水分でダメにしてるのだ。 結局、手に持ったまま少しずつベッドに近づいたのだが。 ベッドに行ったところで、やっぱりマグカップを置く事は出来なかった。
不思議な事に。 前の地震の時も、ベッドに居た私は咄嗟に側にあったマグカップを手に取った。 多分、置いておいたら倒れてこぼれると思ったのだろう。 あの時落ちた、テレビの上の時計は今も床に置きっぱなしだ。
結局、すぐに揺れは収まったものの、私は着替えるのをしばらく待とうと思った。 もっと大きなのが来たら、後々外に出る事になるだろうと思うからだ。 外に出るには、やっぱり多少まともな格好が良い。
地震の直ぐ後、Tやんからメールが来ていた。
「ビックリして階段から落ちてないか?」
と。 Tやんは素晴らしい。 まるで予知したかのように地震の備えを前日に言い出してるし。 今度は私の行動を読んでいたかのようなメールだ。 現に、数秒違っていたら、私は階段を上っている最中だったのだ。 その事を返信すると、また唐突に「携帯メールを買え」と言われた。 理由は知らない。 「買うっていうより、契約すればいいんでしょ?」と返信した後、話がカメラ付きが欲しいと言う方向にずれたから。
夜になって風邪をひいてる母上から電話があった。 母上は、二階のトイレに入っていたそうだ。 実家のトイレは1階は和式。二階は洋式。 和式は不安定な体制だ。用中だったら、ちょっと危険だ。 どうやら、階段を上りきった私と便座に座っていた母共に運が良いらしい。
私の場合は、出る時間が社長の電話でずれたことも。 買物の帰りに実家の方が近かったので寄ろうか?と迷ったが止めたのも良かったかもしれない。 あまり、スーパーとかで地震に遭いたく無いものだし。 この勢いで、大地震が来た時にも運が見方してくれればいいなぁ・・・とか思った。
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